第3話 最高にビビった日

 12月23日の1時からが検査開始の時間でした。

 その日、12時に病院に入って、すぐに病室に案内されて、検査着に着替えて待機させられました。

 同日には、カテーテルの検査をする人が何人かいたようです。


 私は、検査が一番乗りでしたが、一晩だけの入院なので大部屋を選択したところ、他に2人以上の方はいました。


 私は、カラオケで人前で歌う時も、ドキドキはしません。

 それとは、違う緊張の仕方をしてしまうのです。


 心臓は、左側にあるので、多くの人は左手首からカテーテルを刺していくようですが、私は左利きです。

 でも、力技は右手を使います。

 悩みましたが、結局右手を先生の前に出すことになりました。


 それよりも、怖かったのが、銀色の検査台に上がる時に、銀色の2段の踏み台で上がります。

 思わず言ってしまいました。


「死刑台に上がるみたい」


 看護婦さんに笑われました。


 検査スタート

 いきなり、血圧180を記録


 先生も「そんなに緊張せんでも……」と言いますが、私の体は正直ですので、動かないだけマシだと思ってくださいと心でひたすら念じてました。


 右手が重だるくて痛い時間が長く続きました。30分くらいで終了だと聞いてましたが、ずっと長く感じました。

 途中で看護師さんが、「検査は、スムーズに、進んでいますよ。半分終わりましたからね」と言われたときには、安堵よりクラッと、しました。(あるの?)

 でも、それからさっきの3分の1くらいの時間で検査は終了となりました。

 こう書くと、スムーズな検査みたいでしょう?


 でも、最高血圧200を更新。体はガチガチに硬直。先生に「そんなに体を硬くしたら筋肉痛になるぞ」と笑われ、検査室をでました。


 病室で待っていた主人は、「もう終わったの? 早いね」と言われましたが、私には地獄の数十分でした。

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ビビり向日葵/クリスマスイブの前の日に検査入院しました。 月杜円香 @erisax

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