第17話 新たなSランク依頼と大規模戦闘、仲間との連携強化、リオとの因縁深化
カルナスの朝は澄み渡り、川谷ゆうじはギルドの広間で今日の依頼に向けて準備を整えていた。
掲示板には「北方荒野に出現する魔獣群討伐」と書かれている。
規模は過去最大級で、Dランクのゆうじにとっても高い危険度を伴う任務だ。
「ここで……さらに実力を試せる」
拳を握り、ゆうじは静かに決意を固める。
広間にはサフィア、リーナ、エリオ、ミラが揃い、今日の任務に備えていた。
「今回は大規模戦闘になるわね」
サフィアの言葉に、ゆうじは力強く頷く。
「皆で力を合わせれば、必ず乗り越えられる」
険しい北方荒野へ向かう道中、ゆうじは転移スキルを駆使して難所をショートカットする。
Fランク時代には考えられなかった速度で仲間たちを先導する。
「転移……戦術の幅が広がるな」
仲間たちは信頼の眼差しを向け、チームワークがさらに深まる。
荒野の谷間に到着すると、巨大な魔獣の群れが姿を現す。
その数と迫力に、Dランク冒険者のゆうじでも心が引き締まる。
「ここで……負けるわけにはいかない!」
変換スキルでステータスを最大限引き上げ、戦闘準備を整える。
戦闘開始。魔獣たちは鋭い爪と牙で襲いかかる。
ゆうじは転移で攻撃をかわし、石や岩を投げて注意を逸らす。
サフィア、リーナ、エリオ、ミラの支援もあり、四人の連携は格段に向上していた。
その最中、リオ・ヴェルンが現れた。
「またお前か……今回は絶対に潰す」
ライバルの本気の眼差しが、ゆうじの闘志をさらに燃え上がらせる。
リオは魔獣の攻撃を利用しつつ、ゆうじを狙って全力で攻撃してくる。
「負けられない……!」
ゆうじは転移と変換を駆使し、筋力と素早さを最大限に活かして応戦する。
二人の戦いは、荒野に轟く本格的な一騎打ちとなる。
魔獣の咆哮とライバルの剣技が交錯する中、ゆうじは転移で位置を変え、
変換で強化した能力を最大限活かす。
仲間たちの支援が加わり、戦況は均衡を保つが、緊張感は最高潮に達する。
「これが……俺の力!」
限界まで引き上げたステータスで攻撃を誘導し、魔獣とリオの両方を翻弄する。
激しい戦闘の末、魔獣群は討伐され、荒野に静寂が訪れる。
息を整え、ゆうじはSランク依頼での大規模戦闘をやり遂げた達成感を実感する。
報酬として得たゴールドを変換に回し、筋力・体力・素早さ・知力をさらに大幅に上昇させる。
リオは遠くからゆうじを見つめ、悔しさと認める光が混じる表情を浮かべる。
「……次は必ず勝つ」
ゆうじも拳を握り、静かに応える。
「俺も……もっと強くなる」
帰路、五人は互いに笑顔を交わす。
仲間との絆、ライバルとの競争、スキルの成長――
すべてがゆうじの胸に力強く刻まれる。
夜、ギルド宿で一人、ゆうじは今日の戦いを振り返る。
「転移と変換、戦略と仲間の支援……これが俺の力だ」
国外追放から始まった冒険者生活は、仲間との絆とライバルの存在、
そしてスキルを駆使した成長で確実に前進していた。
異世界アストラリオでの冒険は、まだ序盤に過ぎない。
だが川谷ゆうじの物語は、仲間とライバル、Sランク依頼の連続挑戦を糧に、
確実に次のステージへと加速していくのだった。
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