第2話 AIでプロットを作る
・プロット原案:人間
・詳細プロット:AI
・詳細プロット微調整:人間
ということで、プロットを作成します。ここでできた共通プロットを元にして、AIと自分とでそれぞれ本文を執筆し、それぞれ作品A、作品Bとし、出来の善し悪しを競います。
使用したプロンプトはこちら。
10000字以内の短編小説を書くために、プロットを作成します。
西暦753年、唐代のシルクロードのオアシス都市西州(トルファン)を舞台とした歴史小説とします。
主人公は元二。長安から安西都護府(クチャ)に向かう途中で西州に立ち寄ります。そこで起きたドラマを描いた短編小説とします。
登場するのは歴史上の実在人物です。ただし固有名詞を持たないモブキャラは架空の人物でかまいません。実在人物は、史実と大きく異なった動きをすることはできません。
感動的な内容であることが望ましいです。
クライマックスでは読者を驚かせるどんでん返しがあることを必須とします。
「狭間」をお題としますが、お題要素はそこまで強くなくても良いです。
プロットは起承転結形式で、3000字程度で、3本出力してください。
以下が、出力されたプロット案3本
↓
【プロット①:「渡れぬ谷間」】
◆起
天宝12載・西暦753年。
長安を出立した若き官人 元二 は、安西都護府(亀茲・クチャ)へ赴任する途上、西州に立ち寄る。そこで彼は、実在の節度判官 高暉(こうき) と対面する。西州は表向き平穏に見えるが、裏では「吐蕃との緊張」「オアシス交易民の対立」「役所内部の汚職」などが絡み合い、何かが破裂しそうな“狭間”の空気を孕んでいた。
到着した翌日、元二は一人の若い胡人の女 阿史娜・イリク(架空名:モブ扱い) に呼び止められる。
彼女は「兄が冤罪で捕えられた。官人であるあなたなら話を聞いてくれるかもしれない」と訴える。
元二は旅の途中で関与を避けようとするが、女の必死さに押され、事情を聴く。
兄 阿史娜・トグル は、吐蕃の密偵と通じているとの嫌疑をかけられ、捕らえられたという。しかし証拠は不自然で、どうやら役所の誰かが意図的に仕組んだらしい。
高暉は「関わらぬ方が良い。西州は外から見れば平穏だが、実は派閥が幾重にも入り組んだ“狭間”だ」と忠告する。
◆承
元二は役所の記録を調べ、阿史娜兄妹の素行を探る。
すると――
兄トグルは、実は西州の交易路で働く密使の一人だった。彼は唐に忠実で、吐蕃の動向を探っていた。よって密偵疑惑は明らかに不自然だ。
一方、西州の軍政を司る将軍 田仁琬(史実人物) は密かに吐蕃への防備強化を進めていたが、同時に「余計な密使」は自らの統制の妨げになると考えていたらしい。
彼の従属部隊の中には、外交的判断より軍事的安定を重視し、都護府から来た密使たちを疎んじる者もいた。
元二は、トグルに罪を被せたのは「軍内部の過激派」であり、田仁琬本人はそれを把握していないと推理する。
だが元二が調べを進めるにつれ、西州の緊張は高まっていく。
夜ごと砂嵐が吹き荒れ、街は「何か起こる前の気配」に満ちていた。
そんな中、阿史娜兄妹は元二に「兄を救う最後の機会」として、処刑前夜の面会を求める。
元二は葛藤しつつも立ち会い、そこでトグル本人から、
—「吐蕃の密偵が西州の内部にいる。だがそいつは、俺に罪を被せて逃れようとしている」—
という重大証言を得る。
◆転
その夜、西州城の外で騒ぎが起こる。吐蕃の一部勢力が西州の壁を探るように小競り合いを仕掛けたのである。
城内では「内応者がいるのでは」という噂が飛び交い、阿史娜兄妹にも再び疑いの目が向く。
元二は「トグルを冤罪にした者こそが内応者ではないか」と高暉に進言し、内偵を行う。
すると意外な人物 ―― 高暉の副官 が怪しい。
しかし裏を取ろうとする矢先、元二は逆に副官側に罪を被せられ、兵士に囲まれる。
その混乱の中、付近で火の手が上がり、西州の外れで吐蕃軍が本格攻撃を開始したという急報が届く。
城全体が混乱に落ち、捕らわれていた阿史娜兄妹も行方不明となる。
「すべてが崩れる“狭間”だ」と高暉は嘆息する。
◆結(どんでん返し)
明け方、吐蕃軍は突然撤退する。
その理由が驚くべきものだった。
阿史娜・トグルが、単身で吐蕃の前線に向かい、旧知の将と交渉し、「西州には内応者はいない」と命がけで説得したためである。
しかし――
城に戻ったのは妹のイリクだけだった。
兄は吐蕃軍の離脱を見届けた後、敵軍の中に消え、戻ることはなかった。
元二が涙をこらえながらイリクに真相を問うと、彼女は静かに語る。
「兄は唐にも、吐蕃にも属さず……
ただ“この狭間で苦しむ人々を守りたい”と言っていました」
高暉は元二に言う。
「狭間にいる者は、どちらかに付くのではなく、両方をつなぐ橋となることがある。
お前も、これから安西でその役目を担うのだろう」
元二は、西州の荒野に昇る朝日を見つめ、
「境界に立つ者として生きる」と心に誓い、再び旅路へと戻る。
【プロット②:「砂漠の奏者(かなでて)」】
◆起
西州に到着した元二は、安西都護府からの伝令を運ぶ役目を帯びていた。
宿舎に向かう途中、市場の真ん中で、ひとりの老楽人が琵琶を奏でているのに出会う。男の名は 安禄山(あんろくざん)の旧識・康待賓(こうたいひん)(史実の音楽家)。
康は唐と胡文化を融合した音楽を奏でる人物で、西州の住民に深く愛されていた。
だが最近、西州の役所では「胡楽は吐蕃に通じる文化であり、唐の威厳を損なう」として排除しようとする動きが出ていた。これを主導しているのは将軍 哥舒翰(かじょかん)の腹心である武官(史実枠だが名のないモブ)。
康待賓は元二に「文化の狭間に生きてきた自分の音楽が、唐で忘れ去られつつある」と語る。
元二は彼の音楽に心を動かされ、「安西へ着いたら彼の名を朝廷で伝える」と約束する。
◆承
西州の音楽祭が数日後に開かれることになっており、康待賓はそこで“生涯最後”の演奏をしようと決意していた。しかし武官らは「胡楽の排除」を名目に、祭り自体を妨害しようとしていた。
元二は康を守ろうとするが、官人という立場上、武官の命令体系には逆らえない。
そのうえ、康待賓が過去に「胡人との密通」の疑いをかけられた記録が出てくる。
(実際は誤解であったが、評価を落とすには十分だった)
やがて祭り前夜、康待賓が何者かに襲われ重傷を負う。
武官らは「やはり胡楽は禍をもたらす」と主張し、祭りの中止を宣言する。
しかし康は元二に訴える。
「私は“胡と唐の狭間”に生き、どちらも愛してきた。せめて最後に、ここに生きる人々に音を届けさせてほしい」
◆転
祭り当日、本来なら廃止されるはずの会場に、西州の民衆が自然と集まり始める。
誰もが康の演奏を望んでいた。
混乱の中、元二は高齢の康を背負い、舞台へ向かう。
怒った武官らが阻止しようとするが、民衆が道をあけて守る。
まるで“唐と西域の文化が一つになる瞬間”のような光景だった。
康待賓は震える手で琵琶を取り、弱々しくも美しい旋律を奏で始める――
それは、唐でも胡でもない、「砂漠そのものの音色」であった。
◆結(どんでん返し)
演奏が終わった瞬間、康待賓は舞台で倒れる。
元二が駆け寄ると、康は意外な告白をする。
「私は……吐蕃の密偵だったことが、ある。
しかし結局、どちらにも馴染めず、音だけが、私の帰る場所だった……」
すべてを打ち明けた康は、静かに息を引き取った。
この告白に元二は衝撃を受ける。武官らは彼を糾弾しようとするが、民衆は誰も康を責めなかった。
「密偵だった者」が、西州で最も愛される奏者であったという、驚くべき真実。
元二は悟る。
「狭間に生きる者こそ、人を繋ぐ力を持つのかもしれない」と。
西州を離れる日、元二は康の琵琶を託され、砂漠の風の中、安西へ向かう。
その音色は、彼の胸の中にいつまでも残り続ける。
【プロット③:「影の狭間に立つ者」】
◆起
安西へ向かう旅の途中、元二は西州に数週間滞在するよう命じられる。
理由は「西州に潜む吐蕃の間諜の調査を手伝うため」。
元二は実在の人物である 李栄(りえい)・西州長官 と協力し、“密偵狩り”に参加することとなる。
西州では、最近「唐の密文が盗まれた事件」が起きていた。犯人はまだ分からない。
元二はそこへ、謎めいた僧侶 普明(史実・仏教僧) と出会う。
普明は優しいが、どこか不可思議な気配を持つ人物で、西域の文化と仏法に通じていた。
普明は元二に、「真実はいつも光と影の狭間にある」とだけ告げて去ってゆく。
◆承
調査が進む中、元二は驚くべき事実を知る。
西州の住民の間で、吐蕃に協力する者と唐に忠誠を誓う者が複雑に入り混じっており、密偵狩りは次第に市民を疑心暗鬼へと追い込んでいた。
その最中、普明が何者かに襲われ、寺の文書が奪われる事件が発生する。
奪われた文書の中に「唐の密文」に関する記述があったことから、普明まで密偵疑惑をかけられる。
元二は彼を救うため奔走するが、李栄は「証拠がある以上、普明を尋問する必要がある」と主張し、寺を兵士で包囲する。
◆転
元二は密かに寺に入り、普明を連れ出そうとする。
そこで普明から衝撃の事実を聞かされる。
「唐の密文を盗んだのは――
唐の官人そのものであり、吐蕃ではない」
内側の者が盗み、吐蕃の仕業に見せかけることで、軍備増強と自らの地位向上を狙ったというのだ。
普明はその証拠を掴んだため、狙われていた。
しかし普明は「私を逃がす必要はない」と語る。
「私はどちらの側にも立たぬ。ただ“狭間に落ちる人々”を救いたいだけだ」
その言葉を聞いた元二は、単身で李栄に会いに行き、
「内部犯行の可能性」を訴える。だが李栄は動かない。むしろ元二自身まで疑われ始める。
形勢は最悪――と思われたその時。
◆結(どんでん返し)
寺を包囲する兵士の前に、ゆっくりと普明が姿を現す。
自ら捕らわれることで、民衆の混乱を最小限にしようとしたのだ。
そしてその直後、
吐蕃の密偵を名乗る者が城外に現れ、自ら投降し、“唐の内部犯行の証拠”を差し出す。
彼は普明の古い友で、普明が「人を救うために生きてきた」ことを知り、彼を守るため投降したのだった。
驚愕のどんでん返し――
密偵を追っていたはずが、本物の密偵が“唐のために動いた”のだ。
李栄は真犯人(内部の官人)を捕縛し、西州の危機は去る。
しかし普明は投降した密偵の処遇に心を痛め、
「彼が狭間で苦しんだ末に選んだ行為を、どうか無為にしないでほしい」
と元二に託す。
旅立ちの日、元二は普明に礼を述べる。
普明は微笑み、
「あなたもまた、狭間を歩む者。
光と影の両方を見る者こそ、人を導ける」
と言い残す。
元二は深く頭を下げ、西州を離れていく。
↑
プロット案3本、ここまで。
それぞれ3000字で、と指示したのに1200字程度しか無いけど、まあそこはいい。
この3本の中では、2番が面白そうなので、それをベースに微調整ターンに入る。
まず、康待賓という史実の人物を出してきたので、ネット検索で調べる。
康待賓はソグド人のリーダー的存在として、ソグド人を糾合して唐に対して反乱を起こした人物。721年に死んでいる。
物語の舞台は753年と指定したはずですが。
そして、康待賓が音楽家というのは、どこの情報ですか。ソースありますか。
AIに聞いてみたところ、721年に死んでいること。音楽家ではないことを認めた。
とりあえず嘘つくのやめてもらっていいですか。
ということで、音楽家は康待賓ではなく架空の人物にする。あと、モブの武官が哥舒翰の腹心という設定があったが、これは無しにする。
ということで、微調整した2番のプロットはこちら
↓
【プロット②・改訂版:「砂漠の奏者(かなでて)」】
◆起
天宝12載(753年)、安西都護府への赴任途上で西州に立ち寄った官人 元二。
市の中央広場で、年老いたソグド系の琵琶奏者 沙比徳(さひとく) と出会う。
沙比徳は、若い頃に龜茲(クチャ)で学び、西州を拠点として長年、唐と胡の音楽を融合させた独自の楽を民衆に奏で続けてきた人物。
その演奏は異国の香りと砂漠の風を思わせ、元二は深い感銘を受ける。
しかし西州の役所では近頃、**「胡楽は吐蕃の文化に通じる不穏の象徴」**という風聞が広まり、排除運動が起こっていた。
その中心にいるのが、名もない――しかし権限を持った 武官(モブ) である。
彼は武断派で、文化的寛容を嫌い、唐の威信をことさらに強調しようとする。
広場で沙比徳の演奏を聞いた元二は、老楽人の才能と人柄に惹かれる一方、
「この地には文化の狭間がある」
と強く感じる。
沙比徳は元二に語る。
「わしの音は、唐でも胡でもなく、砂漠を渡る人々の音。だが今、その音は消えようとしておる」
元二は胸を打たれ、「安西に着いたらあなたの名を朝廷に届けよう」と約束する。
◆承
数日後、西州では毎年恒例の小さな音楽祭が開かれる予定だった。
沙比徳は「おそらく生涯最後の舞台になるだろう」と語り、その準備を進める。
だがモブ武官は、
「胡楽の蔓延は唐の威信を損なう。祭りそのものを中止するべきだ」
と主張し、官衙は中止命令を出してしまう。
さらに、沙比徳の過去を調べた武官は、
「若い頃、胡商との密通を疑われたことがある」
という古い記録を持ち出し、あたかも「吐蕃に通じた危険人物」であるかのように言い立てる。
その記録は実際には交易上の誤解にすぎなかったが、武官は政治的に利用した。
夜更け、沙比徳は何者かに襲撃され重傷を負う。
犯行は「吐蕃の手先の仕業」とされ、さらに祭り中止の声は高まった。
傷を負った沙比徳は元二に言う。
「わしは“胡と唐の狭間”に生きてきた。
この地に住む人々へ、最後に音を届けたい。
どうあっても……祭りの舞台に立ちたいのだ」
元二は彼の願いを叶えると誓う。
◆転
祭り当日。
本来は中止となった場所に、民衆が次々と集まり始める。
彼らは皆、沙比徳の音を求めていた。
元二は重傷の沙比徳を背負い、民衆の隙間を縫って舞台へ向かう。
しかしモブ武官が兵士を伴い、二人を阻もうとする。
「胡楽は国家の毒だ!
その老人に演奏を許すことは、唐の威信を汚す行いである!」
武官は元二に剣を突きつける。
しかし、そこにいた民衆が武官と兵士の前に立ちはだかった。
「沙比徳の音は、我らの暮らしそのものだ」
「唐の人も胡の人も、彼の音を聴いて育った!」
押し合いが始まりかけるが、元二は叫ぶ。
「人の心を束ねるものを、どうして禁止するのだ!」
その叫びに後押しされるように、民衆は武官を退ける。
沙比徳は弱々しくも舞台に立ち、琵琶を取る。
始まった旋律は、
唐でも胡でもなく、
「砂漠を渡る旅人全ての音」
であった。
その音色は、沈みかけた夕陽とともに、西州の街を染め上げる。
◆結(どんでん返し)
演奏が終わると同時に、沙比徳は静かに舞台で倒れる。
元二が駆け寄り、震える声で名を呼ぶ。
沙比徳は最後の力で元二の手を握り、意外すぎる告白をする。
「――わしは昔、
ほんの少し……吐蕃の密偵であったことがある」
元二は凍りつく。
沙比徳は続ける。
「妻と子を吐蕃に奪われ、国境の争いに巻き込まれた。
そのとき、吐蕃に仕えるしか生きる道がなかった……。
だが、殺しもせず、ただ“音を運ぶ役目”を負わされただけじゃ。
唐と胡、そのどちらにも馴染めず……
音だけが、わしの帰る場所だったのだ」
最も西州に愛された老楽人が、かつて密偵という境界に立っていた――
その事実は、元二に深い衝撃を与える。
しかし民衆は誰一人として彼を責めなかった。
彼の音を愛していたからである。
モブ武官は真実を暴こうとするが、元二は遮る。
「彼は、狭間で苦しんだ末に、音を選んだ人だ。
それを罪と呼ぶなら――西州には音は響かなくなる」
元二は沙比徳の遺した琵琶を受け取り、
再び安西への旅路へと向かう。
砂漠の風が琵琶の弦を鳴らしたように思えた。
それはまるで、
沙比徳が「狭間を行く者たち」に贈った最後の音のようだった。
↑
微調整プロットここまで。
このプロットを元に、AIの執筆と、人間の執筆で対決します。
AIに出した指示はこちら
↓
このプロットをもとに、短編小説本文を執筆してください。全体は10000字以内とし、前半5000字と後半5000字に分け、その前半5000字を出力してください。
出てきたものは両方合わせても6000字程度でした。AIは指示した文字数の6割程度しか出力しない模様です。
もうめんどくさいので、それでいいです。前半後半を合わせたものが、次回のAI出力作品『砂漠の奏者 (かなでて)』です。
AIが執筆した作品をA,人間が執筆した作品をBとします。
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