第2話 咲希助手

どーしたのん」「あ、咲希。」私の隣にやってきたのは、舞台の裏方、深津咲希だ。そのとなりでは、ジュリエット役の伊藤優衣が汗を垂らしながらその様子を見ている。「いま、学校1の探偵として忙しくてね。咲希、助手として働いてもらえるかい?」私が満点の笑みでそう言うと、咲希も同じようににやりと笑い、「ぜひ!」と言った。優衣は相変わらず黙っていた。「まず、私が不自然に思ったことだ。」「なに?」放送室前に、モップが逆さまに立っていたこと。それが次の証拠だ。そして咲希に尋ねた。「掃除の途中で投げ出したとしても、モップを逆さまに立てる人間なんていないわよね?」「うん。ないわ。」「たす。。けて。。」「?ねえ優衣、咲希、なにか言った?」「い、いえ。。。なにも。。。」「なんにも言ってないわ。」「きのせいか。。。」わたしのみみには、かすかにしたからハルの声が聞こえた気がした____



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