猫会議

真夜中の猫会議。


「全貌が明らかになった。そして、悟のことに気づく者も現れた。

ついに吾輩たちが結束し、行動を起こす時が来たのだ!」


そう声高々に叫んだ。


「作戦はこうだ。」


吾輩は悟の虐待の証拠を白日のもとに晒すべく、猫たちの行動や手順、配置を丁寧に叩き込んでいった。


「さぁ、皆んな、まだわからないところはあるか?」


「大丈夫です。」

返事はそれ一択だった。


「よし、それでは作戦名を告げるぞ。」


ゴクリ、と皆んな唾を飲んだ。


「すってんころりん、チラッと大作戦だ!」


「……。」


ん? 聞こえなかったか?


もう一度、ゴホン。


「すってんころりん、チラッと大作戦だ!」


「…お、おーっ!」


なるほど、あまりにも素晴らしい作戦名に言葉を失っていたか。さすが吾輩、普通の上を行ってしまうからな。

うん、うん、と満足そうにうなづいた。


最初は小さな声だった。それが津波のように伝染し、今では誇らしげに皆が声をそろえて鳴いている。


近所の犬も鳴き出した。


ソラはキラキラとした目で、その様子をじっと見守っていた。


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