未定

星乃空

プロローグ

手がかじかんで震えそうな風が窓の隙間から入ってきた。季節は冬で定番の十二月。後一年もしないうちに来年がくる。心の中でぽっかりと小さな穴が空いてしまった寂しさは私が来年もしっかりと生きていられるかのこと。


私「川下真衣」は心臓の病気で余命一年と告げられた。動ける範囲は決められ、遠くには行けない。心のケアで外に出たくても外出すらできずにいる。医者からは激しい運動をしなければ絶対に安静なのだ。そのお陰で毎日が暇でテレビと読書を送っている。長期間の入院で不自然に思ったことは退院出来る日がさだまらないということで、幼い子供の頃に私は聞いたことがある。

質問の内容は朧気おぼろげであまり覚えていないのだけど・・・体が弱くて良く熱を出しては外に出られなかった。体調が良くなっても欠席が多かったということだけで、後は病気は一度も係ったこともない。

幼少期に比べてみたら健全だった。友達もできて学校を休む回数は徐々じょじょに減って、みんなと楽しく授業ができてすごく嬉しかった。でも中学生になると体に異変が起きて高熱と筋力がおとろえて入院生活を余儀よぎなくされているのが現実なのだ。そんな中で声が聴こえてきた。


空模様は今にも雪が降りそうな寒空の下で子供たちの賑やかな声がしたのだった。

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未定 星乃空 @v2i1a

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