第7話

学生たちの顔には真剣な表情が浮かんでいる者もいれば、公爵のような風格を漂わせている者もいた。


「ねえ、この席空いてる?」


私は顔を上げて講演者を見た。声と同じくらい優雅な少女だった。彼女は座ってもいいかと目で合図した。


「ええ、もちろんです。どうぞ。」


彼女は優雅に座った。生まれ持った優雅さを考えると、驚くようなことではなかった。彼女が再び話し始めた時、私はまっすぐ前を見た。


「私はサラです。あなたは?」


「ステラ」と私は簡潔に言った。


「ここは初めてですか?この街に来たばかりなんです。」


「ええ、そんなに分かりやすいですか?」


「少しは分かりました。」


会話は続いた。それは新しい友情への序章とも言えるものだった。友人がいない私にとって、これは繋がりを作る機会だと捉えた。最後に、いつまでも一人でいるのはもったいない。


「あら、こっちに向かって歩いてくる男の人、見えますか?」


彼女の視線を捉えようと頭を向けると、私は凍りついた。まず、彼の長く伸びた脚に目が留まった。モデルを思わせる男らしい歩き方。次に、ストレートカットの色褪せたコットンのポロシャツ。腕の筋肉が彫刻のように美しく、建築作品にも匹敵する。そして最後に、ボリュームを出すためにフリンジを効かせたショートヘア。それが彼に完璧に似合っていた。そして、どんな女性でもうっとりするような、愛らしく天使のような顔立ちも忘れてはならない。彼は私たちの目線まで歩み寄り、うっとりするような笑顔を見せた。


「こんにちは、お嬢さん方、お隣に座ってもいいですか?」


「どうぞ、そこにお座りください」サラはそう答え、私が席を一つ前に進むように、私を前に押し出すのを忘れなかった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

そうすべきではなかった @Lechar-Dip

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画