1/10読了 『バースデイ・ガール』

作・村上春樹

絵・カット・メンシック


こういうものは、箱庭小説と呼ぶのだろうか。『少年の日の思い出』のような回想による小説。彼女が何を願ったのか、それは読み手によって感じ方が違うのだろう。読み手の状況と、人生が様々な解を見せる。男の、何も思いつかないという言葉が、私たち読者の回答であるようにも思える。いわば、読者は男であり、男の席に座って彼女の話を聞いているのかもしれないと思った。


あえて私が答えを出すのならば、一生かかっても使い切れないほどのお金を望むかもしれない。それで、ずっと小説を書いていたい。俗な人間である。

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