一月

1/4読了 『BOXBOXBOXBOX』

作・坂本湾


文藝賞受賞作、芥川賞候補作。なるほど、読んでみようと思い立ち買ってみる。丁度、美容院の予定があったので髪を切ってもらいながら読んでいた。


率直に、「分からない」と思った。読み進める手は止まらない、あまり動きのない作品上で鼓動が上がっていく。主人公はどうなる。その間違った行き場を見つけてしまった欲望は、悪化の一途を辿る現状は、霧に包まれた工場の行先は。


最後、ぱちんと弾けるように作品が終わる。高まった鼓動は高まったまま時間とともに落ち着いていく。まるで、工場に立ち込めた霧が時間とともに晴れていくように。あのいきなりシャッターを締められるような後味が、良くも悪くもあの作品を印象づけていると思う。


芥川賞の発表が一月十四日かそこらなので、もう少しですね。応援しております。

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