第7話 やっぱり仲直りには。。。イカ?
12月24日私は何気なくその日を迎えていた。いつもと変わらない朝。朝起きて、顔を洗って着替えて学校に行く準備をして、ごはんを食べて、歯磨きをして、
「いってきます~」
寝てるお母さんに囁く。
「う〜んむにゃむにゃいってらっしゅあ〜い」
お母さんは午後に仕事だからね。
「はあ、、、よし、行くぞ。」
別に雀と絶縁したことを引きずってるわけじゃない。落ち込んでるわけじゃない。怒ってる訳じゃない。でも、どうしてか、仲直りしたい。そう思ってしまっている私がいるのだった。
キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴って昼休み。きっと雀は浦松くんを呼び出している。二人の席には誰も座っていない。今頃きっと
「もしよければ、わ、わしと付き合ってくれんかのう!」
「!!わ、わかりました。。。あ、ありがとうございます。。。是非。。。お願いしますっ!」
「やったあ〜」
ううん。そんな妄想はやめよう。この前辞めるって決めたのにどうしても気がかりだ。別に雀の不幸を願ってるわけじゃない。でも、どうしてか、告白の失敗を願ってしまっている私がいる。私って。。。「最低」なのかな。。。
放課後_________
屋上で私の気持ちを落ち着かせる。
とそこに
「スタスタスタ」
と誰かの足音が聞こえた。誰かがここに来たようだ。一人じゃないと気持ちが落ち着かないから違うところに行こう。そう思った次の瞬間。。。
「お、お主いいいいいいいい。。。」
そう、そこには涙でぐしゃぐしゃになった雀がいた。あのとき罵倒されたとは思えない程の幼い声で、私は少し戸惑いながらも声をかけた。
「ど、どうしたの?」
「ううううう〜うえ〜ん友奈ああああ!」
そう言って雀は抱きついてきた。なんだか私がお姉ちゃんになった気分だった。
「だからどうしたのって」
「告白断られたよお!」
「ええええええええええええええ!」
「なんかあ、、、ほわ~んほわ〜んほわ~ん」
〜「もしよければ、わ、わしと付き合ってくれんかのう!」
「!!!わ、わかりました。。。あ、ありがとうございます。。。で、でも、もう僕には彼女がいて。。ごめんなさい。okしたかったのですがしょうがなくて」
「ええええええええええええええ!」〜
理由が単純!ていうかいたんだ彼女。てっきりいないかと。。。
「こんなにも頑張ったのに、イカも捨ててこんなにしたのにぃわしのプライドが許さないい。。うえ〜ん!」
「うん、うん、わかったよ。うん、頑張ったうん。。。
数十分後。。。
「ヒックヒック」
「落ち着いた?」
「うむ。。。」
「告白なんてそんなものだよ。ていうか雀には1つ謝らなきゃいけないことがあるんだ。」
「何じゃ?」
「この前、浦松くんの悪口言っちゃったりしてゴメンね。あれ、本当なんだ。でも嫉妬心もあって。。。雀を取られたくなくて。。。」
「ふん。お主にも嫉妬心というものがあるのじゃな。しょうがあるまい。結果はダメダメだったし。」
「なんか。。。ゴメンね。。。」
「いいんじゃよ。それと、いか教も復活じゃ。」
すごく嬉しくて、叫びそうになったけど、なんだか叫べなく、その後沈黙が続いた。でも、何も考えていなかったわけじゃない。心で会話してたんだ。でもようやく、私は口を開いた。
「ねえ、イカ、食べる?」
「うむ。なんだか懐かしいのう。これからはちゃんと食べないと。。。」
「ほれ!」
そういって雀の開いた口にさきイカを放り込んだ。
「ほっほ。ひゅうひほふひほははひへほ。へほ、ほひひいへ。(ちょっと、急に放り込まないでよ。でも、美味しいな。)」
「でしょ?」
「ふふふ。」
「はははははははは」
そういって私も一緒にさきいかを食べた。でも、その味はいつものさきいかの味と違っていた。それはいつもよりも100倍美味しくて、涙が出そうで、それはなんだか言葉にできない「友情」の味がした。
君も入る?ようこそ、イカ教へ! するめ まる @y89356288
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