ミリアムさんとクラウドさん

 「あ、おはようございます」

「ああ、クラウドさん。おはようございます。相変わらずボサボサの髪ですね」

「えっ……気にしてるんですけど……」

「そうだったんですか。縮毛矯正でもかけてはいかがでしょう?」

ミリアムが首をかしげながら言った。

「ミリアムさんはいいですよね、サラサラの髪で」

「ええ。染めてますけど」

ミリアムはピンク色のツインテールを見せびらかす。ボサボサのクラウドとは違ってサラサラの髪質でまっすぐに伸びている。一方のクラウドは長髪であちらこちらにうねりまくり、白髪である。

「クラウドさんも染めてるんですか?」

「いえ。僕は元から白色ですよ」

「へえ。おじいちゃん!」

「前から思ってましたけど、ミリアムさんって本当にどストレートに言いますよね。もう少し優しい言い方にしませんか?」

ミリアムは少し考え込んでから言った。

「嫌です」

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