祝い
クライングフリーマン
第二印象が悪すぎた。
第二印象が悪すぎた
============= フィクションです =============
「キャプテン。本当にいいんですか?」
「いいよ。『描くミサイル』発射!!」
俺は、名犬星の一等航海士。
母星では、予算の都合と言って、海で言えば漁船程度の宇宙艇で星々を回らせる。
見かけでは判断出来ない異星人同士。
キャプテンは、この道何年のベテランだ。
しかし、乗り組み員がキャプテンと俺とAIというのは、何とも寂しい限りだ。
今日は、キャプテンの誕生日。
お祝いに何か用意しましょうか?と言ったら、シエシエ星を滅ぼすから、花火を撃て、ときたもんだ。
俺は、エイヤっとボタンを押した。
シエシエ星は、たちまち黄色くなった。
『描くミサイル』とは、所謂『ペイント弾』のようなものだ。
惑星間協定で星そのものを破壊は出来ない。
だが、『懲らしめ』は必要だ。
キャプテンは詳しいことは話してくれないが、母星ジーパンとの約束・ルールを10個も破ったらしい。
ガヤ楽シーン・グローバル連合は、不正がばれて解散。
それぞれの星で問題解決することになっている。
「大体な、小代。『第二印象』が悪すぎた。2回目会った時に、『ネエねえ、かっちゃん』。お前は友達じゃねえ。」
キャプテンの名前は勝曾太郎。ご先祖は偉い人らしい。
無論、キャプテンも偉い人だ。
スクリーンに、黄色くなった星の代表、キンキン・シュウが映った。
「どういうつもりだ。」
「そういうつもりだ。」
「星交際止めてもいいんだぜ。」
「じゃ、いいですぅ。」
「キャプテン。母星にリープアトミックミサイルを撃ったみたいです。」
「ふうん。で、ジーパン、無くなったか?」
「いえ。軌道を離れました。」
「そうだろうな。あの星は粗悪品しか造れないからな。まあ、届いてもブラックホールバリアで消すだけだが。」
突然、キャプテンと俺の前にケーキが現れた。
「キャプテン、おめでとうございます。」
首相は、代表に言った。
「面白い映画でしょ?誕生日おめでとうございます。」
スクリーン画面の向こうには、『黄色い砂製造装置』が粉砕されていた。
「ビールスで何でも出来るって、教えて貰ったから。ナノスパイダービールス、もう一丁出前しましょうか?」
「ハミトラ議員、動かしてもいいのか?」「強制送還しましたわ。」
「在留の者達を動かしてもいいのか?」「治験に協力して貰いましたけど。」
「エヌ・・・。」「今、解体工事中です。次のオリンピックの為に。」
「マス・・・。」「おめでとう。
首相は、リモコンのスイッチを切った。
この模様は、SNSで生中継された。
―完―
※「第二印象」とは、初対面の「第一印象」(見た目など)の後に、会話やコミュニケーションを通じて形成される、相手の本質や人柄に関する印象のことで、第一印象とのギャップで強く記憶され、人間関係を深める上で非常に重要です。言葉遣い、受け答え、気遣い、そして別れ際の態度などで変化し、良いギャップ(「見た目と違って話しやすい」「意外と情熱的」など)があると好印象を与え、関係構築に繋がります。
祝い クライングフリーマン @dansan01
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