第3話 異世界ネットショップ

そして、チキン南蛮弁当と氷結を買って帰ると、俺は何気なくパンフレットに目を落とした。


なになに?

ランクアップには、各区にあるギルドの依頼をこなさなくてはならない…かぁ…

そっか、あの白い建物はギルドだったんだな。

俺は通勤途中に何気なく見ていた白い真四角の建物を思い出した。


とりあえずはランク上げというよりも…

ダンジョンを知る事から…

だな。


俺はチキン南蛮を口の中に放り込み、改めてステータスを開いた。


すると…


ステータスの異世界ネットショップの欄が光っていた。

は?

何だこれ???


俺はとりあえず異世界ネットショップをタップしてみた。


すると…


"ようこそ、異世界ネットショップ・ヨロズへ!"


とコメントが出た後に、画面が切り替わった。


〜ヨロズ売り場〜


☆ポーション(S)…300円

スモールポーション、エスポとも呼ばれる。

回復値は300前後である。

☆ホーリーポーション(30m)…500円

30ミニッツホーリーポーション、30ホリポとも呼ばれる。

飲むと、30分間モンスターが近寄って来ない。

☆ダークポーション(25m)…1000円

25ミニッツダークポーション、25ダクポとも呼ばれる。

飲むと、25分間モンスターが寄ってくる。

☆アイテムリュック(20個)…2500円

20アイテムリュック、20リュックとも呼ばれる。

20個のアイテムを無重で収納できる便利なリュックサックだ。


とあった。


は…???


何だこれ?

300円…???


払えってこと?


俺は興味本位でポーションを押してみる。

すると…!


ポンッ!と音がして透明のガラスボトルに入ったポーションが現れた!


ええええええ!?


まじかよ…

つまり…?

異世界ネットショッピングってスキルは、異世界と繋がっていて、異世界の物を買えるってワケ?


いや、まだまだ仮説だし…

買える物もはっきりいってショボい…


だけど、これから…?


俺は興奮の渦に巻き込まれていた。


こ、こ、こ、これは、やばい奴かもしれん!と…


とにかくその日は、そのまま眠りについた。


♦︎♦︎♦︎


次の日、簡単に朝食はチーズトーストを焼いた。

ビールが飲みたいところだが、今から出かけるのにベロベロという訳にもいかないだろう。


俺は20リュックと30ホリポを1つずつ、それからエスポを3つ買ってダンジョン・サマンサへ向かった。


サマンサはGランクという最下位のランクのダンジョンであり、ボスはとっくに倒されているし、何ならダンジョン地図も販売されている。

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