第6話 契約

「こんにちは…」


俺はドアを開けて店の中に入った。


「あらぁ、いらっしゃいぃ♡

可愛い坊やだこと。」


セクシーなお姉さんが出迎えた。


「あのぅ、格安ロングソードって売ってますか…?」


「あらー、お客様ねぇ?

まぁ、こっちにいらっしゃいよ♡

そこに座ってちょうだい。

説明するわ。」


俺は指定されたカウンターの席に座った。

お姉さんはテーブルに斜めに腰掛けて、セクシーに足を組んでいる。


「ようこそ契約ロングソード店・ターニャへ!

格安ロングソードは最新の契約ロングソードなのよぉ♡」


「は、はい。」


「まず、契約ロングソードとは何か?

ロングソードには使用制限があるのは知ってるわよね?

まぁ、ロングソードに限らず武器・防具全般に、だけど。

で、契約ロングソードっていうのはぁ…

月額に応じてロングソードの使用上限が決まるシステムのロングソードの事なの。

今のベーシックなプランは月々3000エマで、使用回数300っていうプランかしら?

1日10回までで、まぁ、毎日討伐依頼を受ける冒険者は稀だから、十分足りるはずよ?」


「な、なるほど…

じゃ、一日になると、また、300回が復活する訳ですね?」


「その通り♡

賢いわね、坊や♡」


「あ、ありがとうございます…」


「でぇ、肝心の格安ロングソードだけどぉ。

最近出た形態でね。

なんと月の料金が、500エマ!」


「えぇぇぇぇぇ!?

安い!」


「まぁ、でも、デメリットももちろんあるわよ。

月に100回の使用制限だし、魔力波が届きにくいところでは、斬れ味が悪くなったり、ね。」


「な、なるほど…」


「それを覚悟の上で契約するなら、止めはしないわよ。

それに、段々とユーザーも増えているしね。」


俺は少しの間考えたが、俺はこれを契約するしか無いのだ。

何せミッションなのだから。


「俺、格安ロングソードを契約します!」


「あらぁ♡

まいどありぃ!

じゃ、契約書と格安ロングソードの本体持ってくるからちょっと待ってね。」


「はい!」


「お待たせ。

これが格安ロングソードの本体よ。

シムパーツをはめ込んだら、ロングソードとして使えるってわけ。

ロングソードの魔力波感知は、うーん、まぁ、3年が限界だと思うからぁ。

早めに買い替えてね。

今回の本体価格は特別サービスで1エマよん♡」


「は、はい。」


半分くらいしか意味がわからないが、とにかくこれで格安ロングソードゲットだ!


俺は契約して、毎月500エマを魔法送金するサインをした。


「ありがとう♡

何か分からない事があれば、いつでも来てねん。」


そして、店を出た。

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