第2話 今日は晴れ……かもしれません!

 遺跡から離れ、しばらく歩いて森へ入る。


 日が暮れてきていた。雨は先ほどよりも小降りになってきたので、ここらへんでテントを張ることにする。


 夕食を食べ、テント内の寝袋に入る(ロボットは食事も睡眠も必要としないので僕だけ)。


「おやすみなさい、ご主人様」

「ああ、おやすみ」


 真横に誰かがいる状態で寝るというのは少し気になったが、スリープモードでもあるのかロボ子は静かになった。

 僕は普段通り眠ったのだった。



「おはよう、ロボ子」

「おはようございます、ご主人様!」


 次の日の朝、隣に座るロボ子に挨拶した。


 目覚めた瞬間は、真横で動く人型の何かがいる!? と焦ったが、そういえば昨日はロボットを拾ったのだった。


 お天気ロボ子だと少し長いので自然とロボ子呼びしていたがまあいいだろう。


「ロボ子、今日の天気は?」

「今日の天気は晴れ……かもしれません!」

「……かもしれません?」

「はいっ!」


 ニコニコとまるでそれが当たり前かのように言ってのけるロボ子。


「予防線を張るな」

「ギクッ!? でででも今度こそ当たっているはず、です!」


 テントの外に出ると曇天が広がっていた。

 じきに雨が降りだしそうだ。


「あ、見てください! あっちの方に晴れ間が!」


 ロボ子の指さす方を見ると、確かに空には小さな青があった。 

 だが、空の全体像を捉えれば誰がどう見てもくもりである。


「あの真下に行けば晴れです!」

「アホか」


 そんな調子で僕らは旅を再開した。

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