第二話
魔女の燃やしを終えた人々は灰になった十字架と、黒焦げの『魔女』を放って食事を始めた。一人の老婆を除いて。誰だったのか分からないほどに黒くなったエンジェリカを見て我慢していた涙の雫はポチャンっと落ちていく。老婆はそれを担いで川の方へと向かった。守ってやれなかったなら、せめて成仏してほしいとの考えだった。エンジェリカはよくこの川ではしゃいでいた。子供の頃の純粋な感情がこもったこの川の近くの大きな木の下に、エンジェリカをそっと埋めた。それから毎日寿命が尽きるまで老婆はその川の近くの大きな木に通った。エンジェリカと再開できる日を待ち望んでずっと通い続けた。
エンジェリカ レミちゃん @_U_
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