3頁 糸巻きの詩(縁歌)

 『糸巻き』がテーブルから落ちた。

僕は急いで糸を手繰(タグ)った。

手繰っても手繰っても、糸巻きは戻って来なかった。

糸巻きは糸を手繰(タグ)ると、クルクルとその場で回っているだけだ。

・・・僕は糸(縁)を切ってしまった。

糸巻きは、切れた赤い糸を淋しく見ていた。

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