さよならチャーミー
みぃ
キミがくれたもの
さよならチャーミー
ほどけた魔法、ひかりの跡
キミのしっぽが 揺れるたびに
ボクの世界には 小さな風が吹いた
陽だまりの匂いと すり寄るぬくもり
それだけで 明日は約束されていた
「チャーミー」
呼びかける声は 魔法の合言葉
悲しみの雨を 虹の雫にかえ
退屈な午後を 特別な宝物に変えた
キミの瞳に 静かに横たわる
深い ブルー・グレー
けれど 時は残酷なほどに
音もなく ただ刻々 過ぎてゆく
キミの歩幅は ゆっくりと 空に溶けていった
「さよなら」は 言わないでおくよ
だって キミがくれた この暖かな痛みは
ボクが 愛されていたという
消えない ひかりの 夢のあと だから
キミのいない この部屋は
少しだけ 広すぎて 静かだけれど
窓から射し込む 午後の光の中に
今も 踊るような 金色の毛並みを探している
さよなら チャーミー
ボクの時間を 優しく彩ってくれたひと
キミが蒔いた たくさんの喜びが
ボクの心で これからも 静かに芽吹いて
いくんだ。
さよならチャーミー みぃ @miwa-masa
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