Case.15【怪談】

『この宇宙にはさ、【惑星腫瘍】ってやばいウィルスみたいなのがいてさ。それが宇宙の中を漂ってるんだって』


『それが惑星に侵入すると、なんでもその星の知的生命体の欲望を叶える形になって、ジワジワ侵略していって……最後は星を破壊して次の惑星を目指すんだって』


『しかも怖いのがさ、こいつ物体に化けるだけじゃなくて。知的生命体の欲望次第ではヒトにも姿を変えられて、しかも本物のヒトみたいに話したり動いたり出来るんだよ』


『どうする?隣にいるワタシが実は惑星腫瘍……だったりしたら?』


「ははは、まさかまさか」


「寂れた惑星に運悪く不時着してひとりぼっちで話し相手が欲しくなっていたが、せっかくならとびきり可愛くて俺みたいなコミュ障にも優しくしてくれて、あとついでなら趣味の怖い話にも付き合ってくれる女のコだといいななんて妄想してたら、突然俺の横に都合よく現れた名前も知らない謎の美少女が惑星腫瘍なんて、そんなわけないだろ〜」



[記録終了]

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