Case.14+1【友達になろうよ――とある職員のログ】
Day1『あれは悪夢なんてもんじゃない。実際にアレの本性を見た時は吐き気を催したし、三日三晩夢に出てきた。だけど一番恐ろしいのはそんな化け物に「可愛い」なんて言って抱きつこうとした奴らにさ。調査の為だとはいえ実験台にされた職員が気の毒でならねぇよ』
Day2『59103は
Day3『何やら他の楝の職員が騒がしくしている。何でも『欲望を叶えるオブジェクト』が見つかっただのなんだの。まぁ大抵優しい顔をして微笑みかけてくる奴なんて大概碌なもんじゃない。きっとそのオブジェクトもそうなんだろう。実際、応援に駆り出されて持ち場を一時的に離れることになっちまったし。まぁ、59103は午前中で見た時でもお利口にしてたし問題ないだろうが』
Day4『奴の捕食対象がいない隔離室の中だってのに、59103 がしきりに鳴き声をあげてる。一体なんだ?それに背中……あの化け物にそれにあたるものがあるかは知らないが、そっちを気にしてるような気がする。変な前触れじゃなきゃいいが、少し様子を見よう』
Day5『違う違う違う違う!!!皆間違ってた!俺も、所長も!アレは、59103はひとつじゃなかった!59103-2のことなんかじゃない!59103と一緒にくっついて来たそれだ。あの羽みたいなのは、ファンシーに見せる飾りでしかないないと、思い込んでた。でも違ったんだ、アレこそが惑■■■(緊張によるものか声が震えて判別不能)だったんだ。だからこの分厚い壁をバターみたいに溶かしちまった。
59103はもう収容出来ない!アレを切り離さない限り、無限に進化を続けてるみたいなもんなんだ!』
『あぁ!やめろ来るな!お、お前の正体は知ってるんだぞ化け物め!くっ、なのに……なんで、こんな可愛らしく……
(名状し難いノイズ)
あぁ、そうか。きっとこっちが本物なんだな……そう、そうだ……俺たちは今日、やっと友達に――『ねぇ、友達になろう?』
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