第2話
昼休みのことだ。
昼食を終えて、ふらふら校内を歩いていて、ふと目に入った。
2階にいた俺はなんとなく下を見たことが全ての始まり。
中庭の花壇を手入れしている女子がいた。
丁寧に雑草をむしっているようだ。
なんだか気になって、中庭に向かった。
「えっ…」
1階の廊下から中庭は見えていて、彼女との距離も近かったから、そっと様子を見てみると、俺は驚いた。
雷に撃たれた
横顔を見ただけなのに、衝撃が頭の先から全身に走った。
鼓動が早くなる。
音も大きくなる。
なんだ、これは。
分からない。分からないけど、どうしようもない気持ちにかられている。
君と今すぐ話がしたい
黙ってじっと見ていると、俺の視線に気付いたのか、彼女は俺の方を向いた。
キョトンとした表情で俺を見るその子。
しっかり見た顔を。
今度は風が吹いた。
艷やかな髪を1つに束ねて結んでいる。
きっとどんな髪型でも似合うはず。
綺麗な瞳に吸い込まれそうだ。
小柄な感じだが、身長は同世代の女子より少し大きい。
俺と並ぶと綺麗に見えるかな。気が早いか。
「どうかしましたか?」
「あっ…えっと…ん?」
俺はまた驚いた。
気づかない内に彼女の前に立っているではないか。
「えっ、なんでここに!?」
「私を見ながら近づいていましたよ」
う、うっ…
嘘だろおおおおおおお!!!!
心の中で叫んだ。
「ごめん、邪魔した!」
「いえいえ、大丈夫ですよ」
くすくす笑う彼女を見て、可愛らしいと思った。
「あの、名前は?」
直球過ぎた。
俺、もう、ダメだ。
「2年C組の
嫌がることなく、怪訝な表情もせず、素直に答えてくれた。
同い年…隣のクラスか…。
何故気付かなかったんだ。
こんな美人さんに気付かないなんて。
「俺は2年B組の北野悠志、よろしく」
「よろしくお願いします」
また彼女はにっこり笑顔をみせた。
美人すぎて頭の中はバグった。
※
俺と君との出逢いは運命だったと思う。
穏やかな春の季節が運んできた素敵な贈り物。
大事に大事にしよう、そう思っていたのに。
次の更新予定
君は空を飛んでいった 奏流こころ @anmitu725
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。君は空を飛んでいったの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
参加中のコンテスト・自主企画
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます