第5話
『愛。大丈夫です。怖いことなんてなにもありません。彼らが愛に悪いことをするなら、私が守ります。だから大丈夫ですよ。』
「でも…でも」
『…少し外に空気を吸いに行きますか?』
「…うん」
新たな場所で、新しい人に囲まれてこれから生活をする。それに対する緊張や恐怖が芽生えても可笑しなことではない。
『ここは園庭です。愛もここでたくさん遊びましょうね。』
「う、ん」
『少しは…落ち着きましたか?』
「うん、ありがと…」
『またなにかあれば言ってくださいね。』
「うん」
AC709は愛をとても大切に思っていた。愛でて、壊れないよう気をつけて接していた。
他のAIはAC709のようにはしない。愛でる?壊れないように?いいや、そんなことはしない。寧ろ早く壊れてしまえばとさえ思っている者もいる。
だから愛以外の子は、愛が与えられていたものなんて貰えていない。そんなものは夢物語である。
そんな彼らと愛は、これから3年間を共にするのである。
夢見る少女はやめられない 藤 みより @Sa2614mmhh
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。夢見る少女はやめられないの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます