第3話『緊急尋問』

第3話『緊急尋問』




「まぁええやん、それより答え...」

「…ストップ!!!」



俺は手のひらを突き出した。


今から質問する、

一問一答だ。


 ・考えるな

 ・盛るな

 ・嘘ついたら追い出す



「無茶言うなぁ」

「いいから答えてくれ」


「しゃーなし」





「質問一、仮に宇宙人としてなんで地球にいるんだ?」

「そういうタイプ、”観測者”だから」



「質問二、その喋り方は?」

「マンガで読んで気に入ったから」

「マンガ読むのか...」



「質問三、何星?」

「星で言うと八七個くらい跨いどる」

「跨ぐな」



「質問四、性別は?」

「概念としては無いけど

 一応女性...かな?好みは......」


「あっハイもう良いです」



「質問五、年齢」

「地球基準やと四桁後半」

「ワオ」



「質問六、俺を殺せる?」

「物理的には簡単♪」

「ヒェッ」



「質問七、殺さない理由」

「君が死んだら物語が終わる」

「メッタメタのメッター」



「質問八。俺の頭の中、読める?」

「表層だけ」



「質問九。今、俺何考えてる?」

「“じゃがりこ食べたい”」

「くそ...正解」



「質問十。夢に入れるのはお前の能力か?」

「半分は君自身の才能」



「質問十一。じゃあ俺が拒否ったら?」

「基本、無理やりはせぇへん」



「質問十二、さっきの成功夢は?」

「そなたの妄想」

「やかましい」



「質問十三。夢にずっといたらどうなる?」

「帰れん人間もおるが今の所特にどうとも」



「質問十四。契約したらその人達を助けるのか?」

「原則、助けへん」



「質問十五。なぜ助けないんだ冷たいと  

 は思わない?」

「宇宙基準やと優しい方」

「ふーん」



「質問十六。お前、俺の味方か?」

「味方ではない」



「質問十七。敵か?」

「それも違う」



「質問十八。じゃあ何だ」



「相棒候補」

「曖昧すぎる」


「質問十九。裏切る可能S」

「ある」

「即答かよ!」



「質問二十。謝る?」

「たぶん謝らん」

「最悪だな!」



「質問二十一。この先、俺は不幸になる?」

「確率は上がる」



「質問二十弐。人生、面白くなる?」

「ケタ違い」



「質問二十三」

一拍置く。


「俺は、お前と対等か?」

 少しだけ真面目な顔になる。



「うむ、ただし...」



「ただし?」


「責任は全部、君のもんやよ」


俺は笑った。

「上等」



俺は、深くため息をついた。




「……これで最後」

「超重要、俺を選ぶ理由」



少しだけ間を置いて...



「夢を完成させた上で自分で壊してもうたから」


大「それ、重要?」




「そんな人間は珍しいからね、少し」


「少しかい」



「ごめんごめん、あとは...」



「あと?」




「あとは......似てたから..やね?」


「似てた?誰に?」






「ウチの好きなマンガの主人公に///」






「へ〜俺がー...って可愛い乙女かよ!?」



「あの鋭く強く儚い意志...

泣きそうで壊れそうな覚悟...

自由を求めて今にも死に急ぎそうな感じが特に///」



(何となく分かる、

 多分俺も同じマンガ好きだけど...

---

---

---

 その流れで行ったら俺死ぬよね!?

 地獄突っ込んでくよね!?)



てか......

思ったより

コイツ可愛いなさては?













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