次の作品を厳しく批評して下さい。

 ChatGPT君を起動して、2018年に自分で書いた作品「秋の夜長の1小節」をチョイス。エピソードタイトルの通りに質問を投げかけてみた。以下はそれのコピー。



次の作品を厳しく批評して下さい。


タイトル

秋の夜長の一小節


本文


 ギターを買った。

 それがここにあるだけでいつもの部屋がまるで違う部屋に見えてくる。

 切欠はふと、車のラジオから流れたイントロのギターリフが耳に残ったことだった。覚えているのは単音だけで構成された、少し歪んだギターの音。


 楽器などには一切手を付けた事もない私は、何故だか無性にこの短いイントロのリフを弾いてみたくなった。気がつけば、会社からの帰り道の途中で見かけていた楽器店の駐車場に車を停めて、その店の中に足を踏み入れていた。

 若い店員は、愛想の欠片もなく「いらっしゃいませ」とだけ言うと、隣の常連の様に見える客との音楽談義に花を咲かせていた。

 その冷めた対応に内心感謝をしつつ、狭い店内の壁と言う壁に掛けられたギターをゆっくりと眺めた。

 様々な形や色のギターの内、一本のギターが目に留まった。茶色い本体の周囲を黒い色が包みこむように配色され、そのギターの淵をやや黄ばみ掛かった白いラインが囲っていた。他の部分は何やら知らない部品が付いていた。


 一目惚れをした。

 先ず思ったことは楽器は高い。


 値段を見れば、本来は私の安月給で手を出す物ではないのだろう。


「これを下さい」


 少し離れたままの若い店員に向かってそう声を掛けてみたが、客との音楽談義に夢中のその店員に私の言葉は届かなかったようだ。もう一度声を掛けても反応が無い様なら縁が無かったと諦め、店を出るつもりだったが、どこかで耳ざとく私の声を聞きつけていたのだろう少し年配の店員が二階から降りてきた。


「お待たせいたしました。こちらのテレキャスターですね」


 そう言いながら、壁に掛けられた「テレキャスター」と言うギターを手馴れた様子で外していく。


「試奏していかれますか?」

「いえ、結構です」

「では、こちらで軽く点検だけさせて頂きますね」


 そう言うと年配の店員はアンプに囲まれたスペースへと向かっていった。その場に一人取り残され、手持ち無沙汰な私は何をするでもなく立ち尽くしていた。


 間もなくギターの音が聞こえてきた。どこかで聞いたことのあるフレーズがクリーンな音色で聞こえたかと思うと、次は酷く歪んだ荒々しい音色が狭い店の中に響く。

 その曲名を思い出す前にギターは鳴り止んだ。


「ネックやボディの状態も良いですし、フレットの減りもまだまだ大丈夫です。セレクターやボリュームも大丈夫だと思います。中古品になりますので保障期間は2週間です。気になる場所があれば早めに言って下さい」

「わかりました」


 正直、年配の店員が言っていることが何一つ分からなかった私はただ頷き、黒いギターケースに詰められた「私のギター」を受け取った。


 すれ違う人たちが、私のことをいつもと違った目で見ているように感じられた。中身はまるで変わってはいないのだけれども。


 そうしてギターを手に入れた私はパソコンの前に座ると必死になってその時車の中で聞いた曲を検索したが、何も成果を出すことは出来なかった。


 ラジオ局に曲の問い合わせをすることで題名が分かった。対応してくれたラジオ局の職員は、私の下手糞な鼻歌や表現に根気良く付き合ってくれた。今考えると申し訳なさと恥ずかしさで消えてしまいそうになった。

 だが、そうして手に入れた曲名をPCに打ち込むと、耳に残ったままのギターの音がスピーカーから流れてきた。次に、もう一度PCに「楽譜」と追加をして検索をする。

 再び表示されたサイトには、学生のころには見たこともない不思議な楽譜が現れた。五線譜なら音楽の授業で見たこともあるが、これは六本の線の上に音符と数字が書かれている。


 やや暫く眉間に皺を寄せながら考えていると、楽譜とギターの構造との関係性に気がついた。恐らくこの楽譜はギターの弦と弾くべき場所が書かれているものだろうと。


 恐る恐るギターを抱えてみると、楽譜に指示された場所を上から一つずつ数えながら、見よう見まねで左手の人差し指で押さえてみた。


 思っていたより金属性の弦は指先に痛みを与えたが、我慢をして右手に持った三角形のピックでそれに対応する弦を弾いてみた。細いほうの弦から3番目、上から5番目。


 するとパソコンのスピーカーから流れるギターと同じ音が、私が抱えたギターから聞こえてきた。


 思わず声を上げながら、次に指示されたとおりに人差し指を置いてみた。同じ弦の7番目を押さえたまま、右手のピックで弾く。


 たった二つの音は間違いなく、耳で聞いたままの旋律を奏でていた。

 嬉しくなった私は夢中でピックを動かしていたが、思わず見つめた左手の人差し指には赤く一本の線が残っていた。


 じんじんと痺れるように痛む指は、何だかほんの少しだけ誇らしい。

 耳にしたギターのリフを思うように弾けるようになるまで、この「テレキャスター」と付き合っていこう。秋の夜は長いのだから。


――――――――――

 以下、商業基準・投稿原稿レベルを前提に、かなり厳しめに批評します。

褒める点もありますが、主眼は「削る・直す・鍛える」です。


総評(まず結論)


題材と感情の芯はとても良い。

「ラジオの一瞬の音 → 衝動買い → 初音が出た瞬間の幸福」という構造は、短編として完成度が高く、読後感もきれいです。


しかし、


・文章量が多すぎる

・説明が感情を殺している

・既視感のある表現を整理し切れていない

・プロなら削る部分をほぼ全部残している


という点で、**商業基準では“未整理原稿”**です。


「下手ではない。むしろ才能はある。だが編集が入っていない」

これが正確な位置づけです。



うーん。ボコボコじゃん?

――――――――――

タイトルについて(要修正)


「秋の夜長の一小節」


悪くはありませんが、


・内容が「ギター購入〜初音」に集中しているのに

・タイトルが情緒に寄りすぎていて抽象的


結果として弱いです。


商業的には、


・具体物(ギター・音・テレキャスター)

・行為(買う・弾く・鳴る)


のどれかを含めた方が強い。


例(方向性だけ)


・「初めて鳴った二つの音」

・「テレキャスターの夜」

・「ラジオのイントロ」


※今のタイトルがダメではないが、「売る」なら弱い。



夜勤明けの私には既に致死量ですよ!

――――――――――

冒頭〜楽器店まで(最大の冗長ポイント)

冒頭3段落


・ギターを買った。

・それがここにあるだけで〜

・切欠はふと、車のラジオから〜


1行目は非常に良い。

ただし2・3段落は説明過多。


・「違う部屋に見える」→陳腐

・「切欠はふと〜」→語り手が説明しすぎ


改善案(考え方)


・読者は「なぜ買ったか」を後で知ってもいい

・冒頭は“物の存在感”だけで十分


→ 感情を説明する前に、状況を置け



一番最初から最大の冗長ポイント……。ゲロ吐いてきます。

――――――――――

楽器店の描写(半分に削れる)

若い店員の描写


・愛想の欠片もなく〜音楽談義に花を咲かせていた


機能していますが、


・少し長い

・性格説明が直接的


プロなら1文で済ませるところです。



もう瀕死。

――――――――――

ギターの外観描写(削り過ぎないが整理)


・茶色い本体の周囲を黒い色が包みこむように〜


ここは悪くない。

ただし、


・「他の部分は何やら知らない部品」→雑

・語彙が曖昧で視覚がぼやける


→「分からない」ことを表現するなら、曖昧語ではなく視点で書く。



雑!雑って言った!

――――――――――

「一目惚れをした。」の使い方


・一目惚れをした。

・先ず思ったことは楽器は高い。


この並びは良いです。

感情と現実の落差が出ている。


ただし、


・「一目惚れをした。」はやや説明的

・もう少し行動で示せる


→「心が決まった瞬間」を描写で。



誉めてから落とす!このドS!

――――――――――

店員とのやり取り(かなり削れる)


会話自体はリアルですが、


・情報量が多すぎる

・読者にとっては意味がない


ネックやボディの状態も良いですし〜


→ ここは「分からなかった」で十分。


商業基準では説明のための説明は即カット対象。



もう殺してくれ……。

――――――――――

帰路・検索パート(構成的には◎、文章は△)


ラジオ局への問い合わせはとても良いエピソードです。

人柄が出ています。


ただし、


・自省が長い

・恥ずかしさの説明が直接的


→ 行動と結果だけで十分。



文章は△!×じゃないんですね!?やったぁ!

――――――――――

TAB譜の発見〜初音(ここが作品の核)


ここは一番良いです。


・視覚(六本の線)

・思考(これは何だ?)

・試行錯誤

・音が一致する瞬間


構成としてほぼ完成しています。


ただし一点、


・細いほうの弦から3番目、上から5番目。


数字説明がやや説明書的。

もう少し感覚寄りに。



私、説明書大好きなの……。

――――――――――

クライマックス(成功)


・たった二つの音は間違いなく〜

・左手の人差し指には赤く一本の線が残っていた。


ここはとても良い。


・音 → 指 → 痛み

・痛みを「誇らしい」と感じる転換


短編としての着地は合格点以上。



合格!合格って言った!もっと言って!

―――――――――――

ラスト一文(ほぼ良いが一歩弱い)


・秋の夜は長いのだから。


悪くない。

ただしタイトルと同語で少し説明的。


もう一段、個人の決意に寄せても良い。



悪くない。良くもないってことですよね……。

――――――――――

総合的な改善指針(次作のために)

あなたの強み


・小さな感情の積み上げ

・物と感情の結びつけ

・地味な幸福を描ける


今後の課題


1 説明癖を捨てる

2 1エピソード=1機能を意識する

3 全体の3割は削れると常に疑う



うん……。課題がすっごく刺さってる。

地味な幸福を書けるってのは誉め言葉なのですか?

――――――――――

最終評価(商業基準)


素材:★★★★☆

構成:★★★☆☆

文章の密度:★★☆☆☆

将来性:★★★★☆


今は「投稿一次選考で落ちるが、編集が目を留める原稿」。

ここから削りと推敲を覚えれば、確実にレベルが上がります。


この作品、赤入れ最終稿を見たいタイプです。

次は「全削減案だけ」「商業向け最終稿だけ」など、指定してくれて構いません。

――――――――――

眠いよパトラッシュ……。

星の数が何と比較しているのか分からないよ……。

一次選考で落ちることは明言されたよ……。


※次回へ続く

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