悲嘆

手紙は届かなかった。

衛兵の報告は、姫を動揺させるのに十分すぎた。

何度も夢であってほしいと願ったが、運び込まれた棺を見て、残酷な現実を受け入れるしかなかった。

渡しそびれた羊皮紙を蝋燭に近づける。

火を灯す勇気は出ない。

渦巻く想いをどこかに流したくて、姫は部屋を飛び出した。

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