第3話 さますけ、花子さんの身体で下着姿になる
さますけはプロフィールをまとめることにした。
花子さんのプロフィール(推測含む)
名前 花子
身長 158cmくらい
体重 45kg?(幽霊ゆえ不正確)
外見 長い黒髪、色白、美人、大きな目、長いまつ毛、古いセーラー服(昭和50年製)
スリーサイズ B88 W58 H85(目測。でかい胸。細い腰。)
性格 冷たい。儚げ。過去の裏切りが心の傷。
趣味 不明
特技 呪い。身体の入れ替わり。
さますけのプロフィール
名前 要 左馬助
身長 178cm
体重 70kg
外見 がっしりした体格。短髪黒髪。鋭い目つき。
性格 粗野。不良。仲間には義理堅い。
趣味 仲間とつるむ。バイク。
特技 ケンカ
とんでもなく不釣り合いな奴と入れ替わったことを思うさますけであった。
さますけ『俺、女として生きたくねえよ。幽霊だから生きてすらいねえし。』
朝を迎えると学校に生徒たちが登校し始めたが、その中にさますけの身体を奪った花子さんの姿はなかった。さますけは花子さんの体になり、眠気も空腹もない。ただただ、みんなの授業を眺めて1日を終えた。
翌日の夜、3階の女子トイレにいると、花子さんがやってきた。
花子さん『やあ、さますけ。私の身体、慣れた?ふふ、似合ってるわよ。』
さますけは膝をつき、涙を流しながら頭を下げる。必死に丁寧な言葉で懇願する。
さますけ『花子さん…ほんとにごめんなさい。俺が悪かったです。軽い気持ちでお前の名前、読んだりして…もう絶対こんなことしません。許してください。俺は元に戻れねえんですか?』
花子さん『ふん、急に丁寧ね。泣いても、戻には戻らないわよ。あんたが私の領域に踏み込んだんだから。』
さますけ『花子さん、頼む。目的を教えてくれ。なんで俺の身体を奪った?何がしたいんだ?』
花子さん『目的?…自由よ。50年、このトイレに縛られてきた。裏切られた私の人生、取り戻したかった。あんたの身体で外の世界を歩ける。ご飯を食べて何気ない日常を過ごす。それが私の夢だった。あんたには悪いけど、私、戻る気はないわ。』
さますけ『そんな…』
さますけは床に崩れ落ち、嗚咽を漏らす。花子さんは静かに立ち去る。
数日後、さますけは夜の音楽室へ。心の傷は癒えないが、花子さんの身体で楽器を弾けるか試してみたくなった。ガサツにスカートを庇うこともなく座り、長い黒髪を払い、鍵盤に手を置く。不器用な簡単なメロディを試す。指は滑らかに動き、音が響く。花子さんの身体にはまるで筋肉のようにピアノの技術が残っているようだ。
さますけ『お?ちょっと弾けんじゃん!花子のやつ、ピアノ得意だったのかよ。俺の趣味じゃねえが。』
少し花子さんに感心する。女子トイレに戻り鏡の前に立つと、花子さんが現れた。イライラしながら疑問をぶつける。
さますけ『よお、花子。俺と入れ替わってからお前授業にも出ねえでどこほっつき歩いてた?』
さますけ『ふふっ、さますけの身体最高よ。外の世界を歩いたの。街をぶらついて、風を感じて。ご飯を食べたの。』
さますけ『飯か。俺も食いてえ。…それより、なんで俺、こんなセーラー服で過ごさなきゃなんねえの?ダセえし、動きづれえ!お前、この身体ちゃんと着替えられねえの?』
花子さん『セーラー服?それが私の姿よ。このトイレに縛られた私の象徴。…着替え?できるけど、意味ないわ。幽霊の身体は、いつもこの姿に戻るの。慣れなさいよ。下着姿ならなれるわ。』
花子さんはさますけをからかう。さますけは自分のちらりと見える白いブラジャーに顔をしかめる。
さますけ『不快だぞ。胸、締め付けられるし、こんな身体恥ずかしいんだよ。花子、頼む。俺、ほんとに元に戻りてえ。俺の人生を返してくれ。…な?』
花子さんは有無を言わさず、さますけを下着姿に変えて、どこかへ消えた。不意を突かれたさますけの顔は茹でダコのように真っ赤だ。
さますけ『花子!!てめぇやりやがったな!!ぶっ飛ばしてやる!!』
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます