第2話 『現地人』
俺を何度も殺してきた奴を何とか殺してこの森から抜け出し、一緒にこの世界に来た可能性がある教室の連中を探し出すことにしたがそれは一番優先することじゃない
......俺にとっては生き残ることが絶対だ、もうあの痛みを感じて何度も死ぬのは嫌だ
この不気味な結晶で覆われた森の中にずっといるのも嫌だしな、そうして化け物から隠れつつ森の外へ抜け出そうと歩き出したが
「水...水と....食料が欲しい」
日光一つない暗い森の中をどれほど歩いた?水も食料もないためせめて川を見つけたい
そう考えながら歩き続けて水の流れる音が聞こえる、聞こえた方へと向かい川を見つけたため水を飲もうとしたが.....川の水にこの結晶の破片でも入ってたらどうなる?
「俺もあの化け物みたいになっちまうのか....?」
そう考えた俺は踏みとどまりこの川に沿って歩き出す.....脱水に陥っても最悪、この水を飲むしか無いな
歩き続けて少し経ち、川の前方から爆発音や人の叫び声が聞こえる
......何を言ってるのか分かるだと?そのまま俺は近づき茂みの中から様子を見てみる
そこでは俺を襲ってきた化け物が何体も鎧を着た人や農兵達を襲おうと拠点らしき場所に向かって走り出してる
『魔導兵器部隊!!撃てぇ!!
なんとしても結晶の侵食を此処で食い止めろ!!』
そんな指揮官らしき鎧を着た人物が馬に跨りながら指示を送くり、魔導部隊とやらが杖のようなものを柵の間から突き出して火球や雷撃を飛ばして化け物を倒している
......だが、数があまりにも多いため倒しきれずに拠点内へと侵入されていく
『侵入してきた奴は槍兵部隊で対処しろ!!
魔導部隊は引き続き魔力弾を装填して奴等をこれ以上侵攻させないよう撃て!!』
『団長!前方に大型を確認しました!!』
森の方を見てみると結晶に覆われた象....が居た、見た目は象とは似ても似つかない異形な姿をしているが大きな牙が二本生えている
『対大型魔導兵器を用意しろ!今はできるだけ時間を稼いで応援の部隊が来るまで耐えろ!』
そうして投石機のような兵器が用意されていき大型魔力弾とやらを装填して象目掛けて大きな火球を飛ばす、その効果は絶大で周囲に居た化け物含めて燃やし尽くしている
すると拠点の後方から応援の部隊が装甲馬に重装備な鎧を着た人達が着き結晶の化け物達を蹂躙していく、蹂躙している様子は手から魔法陣なのを出現して雷撃を飛ばしたり手に持っていた剣で切り捨てていた
その様子を見た化け物共は森の中へと逃げ帰っていく、そうして俺は保護されるべく茂みの中から出て拠点の方へと歩き出す
「何者だ!!その服装....学徒か?」
「はい...その、水と食料を貰えないでしょうか」
近づいてる俺に気づいた指揮官の人物は俺に剣先を向けてくるため咄嗟に両手を上げて敵意がないこと示しながら食料などが貰えないか聞く
「......その服に『
「これは...襲われたからこれで殺した時に付いた」
未だに剣先を向けている人物に赤紫色の血が付いた服について質問してくる、俺は素直に服に付いていた赤紫色の血が付いた理由を言い、結晶の枝を見せる
「....!!お前、その『
指揮官の人物の凄い気迫だったため言われた通りに結晶の枝を踏み壊す
「お前!結晶の侵食はあるか!」
「無いみたいですね....」
俺は体中を触りながら確認する....異常はないな
「.....そうか、お前を一時的に拘束する」
そうして俺をいつの間にか取り囲っていた鎧を着た兵士たちにより組み伏せられて手を縛られる.....一応抵抗はしない
そのまま手を縛られた俺を立たせて拠点の中へと連れて行く、中はテントが沢山あり先程の戦いで死んだ兵士と化け物の死体や人の体の一部が散乱している
.....正直言って吐きそうだ
俺はその様子を見ながら沢山あるテントの中に入れられた
「絶対に抜け出すんじゃない、良いな?
それと....お前の求めていた水と食料だ」
俺の居るテントの中に水の入った革袋と干し肉と乾パンが入っている麻袋が渡された
......とりあえず、死なずには済んだか
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World of Ruin 〜閉鎖世界戦記〜 鷹木三郎 @takagi112
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