第3話
2.悪役令嬢リーゼロッテ復活
「痛っ!」
頭に激痛が走り目が覚めた。
私は豪華な部屋の広いベッドに寝ていた。
「リーゼロッテお嬢様!よかった!旦那様と奥様を呼んできます!」
横に座っていたメイドが誰かを呼びに部屋の外に出ていった。
「私は…うっ!!」
頭に情報の洪水が頭に押し寄せる。
私はリーゼロッテ・バスティオン14歳
父はレナード・バスティオン34歳
第一婦人アリシア・バスティオン34歳が私の母親
二人の長女として生まれた…か。
ここはクリムヒルト聖法国西のバスティオン侯爵領ね。
頭にリーゼロッテ・バスティオンとして生きて来た知識と
神々の叡智が流れ込む。
部屋の鏡を見て唖然とする。
「これが私リーゼロッテ…酷すぎるわ…」
カティアはリーゼロッテの14年の記憶を瞬時に共有した。
父母に甘やかされ堕落の限りに育てられ
性格は我儘、腹違いの弟妹を虐めて楽しんだり
下級貴族や平民を虐め、辱めたり
勉強も運動も貴族としての嗜みも何もかもサボっていた。
そして厚化粧の体中ブヨブヨに太った醜い姿…
カティアは24歳にして前教皇の修練で心技体を極限まで高めて来た。
結界魔法さえ展開していなければ
グリム如きに遅れは取らなかった。
カティアはリーゼロッテのあまりにも酷い
全てがカティアと逆の人生にショック死してしまいそうだった。
カティアが頭を抱えていると部屋に人が入って来た。
「リズ!本当に良かった!頭は大丈夫か?」
父レナードが聞く。
「あぁ、リズ本当に良かったわ!
何で馬なんかに乗ったの?」
母アリシアが聞く。
「うっ…頭が…。」
思い出してきた、リーゼロッテは父レナードの馬に乗り王都に行こうとしていた。
しかも第2王子グリムに会うために…
激しい怒りが湧く、頭がわれそうだ。
「まだ頭が痛いだろう?安静にしていなさい。」
と父レナードが言う。
「そうよ、リズゆっくり休んで。」
二人は私の手を撫でて退室した。
『カティア!気がついたんだね良かった!』
「フェンリルさん!?どこに居るの?」
フェンリルの声は聞こえるが姿が見えない。
『しー!人が来ちゃう!
僕は今姿を消す魔法を使ってるの!』
フェンリルが姿を現す、ベッドに登ってカティアの頭の横に座った。
『僕はこっちの時代に来て4日たってるの
カティアはこの4日間ずっと寝てたんだよ。』
カティアに囁くように話すフェンリルはそう言うと今の状況を語った。
婚約者の王子に裏切られた聖女、もふもふ使いの悪役令嬢転生に転生して復讐します。 @Momon20260104
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