第4話技を覚えました
「スライムさんたち、あのベビーキノコを倒しちゃってください!」
ベビーキノコを、五匹のスライムさんたちがポカポカとタコ殴りしています。結構シュールな光景。
みんなの同時体当たりアタックで、一度に入ったダメージは5。まあ、一匹の時よりは大分マシ?になりましたね……。
ベビーキノコの体力は100なので、あとこれを十九回続ければ倒せます。
「みなさんその調子で頑張ってください!」
ファイトポーズでスライムさんたちにエールを注ぐ。
「プリュリュー!」「プププー!」「ブールー!」「ポーポー!」「プンプン!」
なんだか、みんながやる気になったように見えますね。
でも入るダメージは変わらず微々たるもの……。
スライムさんたちがペチペチと体当たりすること、かれこれ数十分。
ベビーキノコがくてんと倒れ、その場から跡形もなく消えました。
「ふう、やっと倒せました……。みなさんお疲れ様でした」
スライムさんたちが可愛い声で返事をしてくれました。
「今のでどのくらい経験値が入ったのでしょうか?」
自分のステータス画面を開いて確認。ええと、今ので入った経験値は25。レベルを1から2に上げるのに必要な経験値は100。なのであと、三回ベビーキノコを倒せばレベルが上がります。あとこれを三回続けるのですか……。
うう、痺れますねー! ゲームはこれくらいヘビーでないと楽しくありません!
「よーし、もっとベビーキノコを倒しに行きましょう、みなさん!」
「プリュリュー!」「プププー!」「ブールー!」「ポーポー!」「プンプン!」
ベビーキノコを見つけては倒し、見つけては倒しを、一時間近く繰り返しました。
丁度今、四匹目のベビーキノコを倒したところです。
レベルが2に上がりました、というお知らせウィンドウが表示。
「やったー! ついにレベルが2になりましたー! 感無量ですー」
「プーリュー!」「ププーププー!」「ブルルン!」「ポッポー!」「ププププン!」
スライムさんたちが粘液の身体をプルプルと弾ませている。みんなも喜んでくれているみたいですね。
みんなでやったーやったーと、飛び跳ねて喜んでいると、ステータス画面にピコンと、お知らせが入った音がしました。
「ん? なんでしょうか?」
その画面を見てみました。
「どれどれ、ええと……あなたのレベルが上がったことにより、あなたの従魔のレベルが1から2に上がりました。これにより従魔であるスライム五匹は、STRが1から2にアップしましたって書かれてますね」
おお、すごいです。『テイマー』職って自分のレベルが上がると従魔のレベルも一緒に上がるシステムなんですね。知らなかった。
こんなの誰も知らないのではないでしょうか? 誰も『テイマー』なんてやらないから、こういう仕様だと知りようないですから。実際に、その職業をやってみないと分からないことってありますよね。
「スライムさんたちのSTRが2になったということは、単純に戦闘が二倍効率になるということですね。すごいです! これもみんなの頑張りのおかげですよ!」
「プリュッ!」「ププッー!」「ブルーンッ!」「ポポッー!」「ププンッ!」
みんな褒められて満更でもないみたいですね。
「それじゃ、この調子でどんどん戦闘していきましょう!」
私たちは、手あたり次第にベビーキノコを倒して回りました。
そうして私のレベルが3に上がると、従魔のスライムさんたちがステータスアップし、更に『粘液吐き』という従魔スキルを覚えたみたいです。これは、相手にどろどろの液体を吐きかけて、その動きを鈍らせる技だそうです。まあまあ、使えそうですね。
「そろそろベビーキノコだけを倒していても、経験値が入りずらくなりましたね。それじゃ次は、別なモンスターを狩りに行きましょうか」
「ハム☆star」現在ステータス
レベ3
・HP250
・MP 0
・STR 0
・VIT 50
・LUCK 14 5
・AGI 45
・INT 20
・装備なし
・アイテムなし
・所持金8500G
・習得スキル
テイム 料理スキル
従魔 スライムレベル3五匹(とろろん)(ぷりん)(ぶるー)(ぽん)(ぷー)
従魔スキル 『粘液吐き』
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