第十四話

翌朝、奏多に起こされた。「おい、おい!起きろって。」肩を揺らされ起きる。「ふぇ?あ、さ?」僕が情けない声を出すと奏多は吹き出した。「あいっかわらず寝ぼけてんな。」笑われてムスッとして、「ねおきはみんなこうでしょ。」と目を擦りながら言う。奏多はケラケラ笑いながら「ほーら朝の散歩行くぞー。」と僕を引っ張った。僕と奏多は家が近いから、よく休みの日に一緒に散歩をしている。まぁ、僕が高山に行ってない休みの日に、だけど。僕は眠いけど、奏多が眠気にいいからと朝早く僕を引っ張り出すんだ。せめて朝食を食べてからにして欲しいけど、奏多は外で食べたがる。僕は運動が苦手と言うわけではない。実際息切れを起こさず高山寺まで登れるぐらいの体力と運動神経はある。でも、運動が嫌いだ。ムスッとしたまま外に出る。

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