第十三話

「奏多の家でお泊まり会久しぶり。」笑いながら「昔、毎日やってたよな。」奏多が答える。二人とも惇のこと、麗し高山寺のことを話さない。今日はもう十分苦しんだ。たまには息抜きも大事だよね。「夜更かしっつってもまだ七時だな。」「あ、確かに。ねぇ、料理しようよ!」「お、いいじゃん!食材はあると思うぜ!」僕たちは台所に向かい、エプロンをきた。「俺の家にエプロンが、しかも二人分あったなんてびっくりだぜ。」「奏多料理下手だもんね-。」「しゃーないだろ!習ったことないんだから。」「僕も習ったことありませんけど-?」「才能マウント取るな!ほら始めるぞ!」僕たちは笑いながらあれこれ切ったり、焼いたり、料理した。結果的には奏多が全部焦がして僕が一人で作ることになった。

テーブルに出来立ての料理を置いて二人座った。「うわ-、ちょーうまそーじゃん!」「僕が作ったんだから当たり前!」元気よくいただきますを言ってしょうが焼きを食べ始める。「やっぱいつ食ってもまこ、涼の料理うまいな!」僕は笑顔で返した。意識して僕を名前で呼んでくれたのだろう。ほんといいやつだ。「今度からもっと作ってあげる!」「おぉ!ラッキー!」食事中は軽く雑談をし、食べ終わったら食器を片付け、お風呂を沸かした。一人づつ風呂に入り、上がったら布団を敷いた。「お休み、涼。」「...お休み、奏多。」二人は眠った。

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