第六話
「今日の授業ではペアを組んで〰〰〰」先生が話してる中、奏多が「もちろん俺と組むよな!」と耳元で囁いてきた。僕が答えようとしたとき、
ハカナシ
「コラ!葉梨奏多!」先生が睨んできた。先生に怒られたにも関わらず、奏多は「はぁ~いぃすぅみませぇん。」と反省してない様子だ。奏多は問題児だから大抵は学年一の僕と同じになることが多い。今回も例外ではない。本来なら注意するべき行動だが、僕はいつも笑いをこらえるのに必死で口を開けない。奏多は心の許せるただ一人の友人だ。実験を記録しないと聞けない数だけやり、残り時間は奏多と小声で話した。
「なぁ、放課後暇だよな?」奏多がビーカーに入った水を無意味に混ぜながら聞く。「まぁ、課題はあるけど...」渋い顔で「嘘つけもう終わってるだろ。」奏多は目を細めた。「う"っ...」ばれてる...「わかったよ。美術室でしょ?」僕はため息を付いた。「おう。待ってるぜ!」空っぽのビーカーを手に取り奏多はケラケラ笑った。
「は~い。今日の授業はここまで。みんな片付けるように。」先生に言われクラス全員片付けを始める。僕は先生に代わり全員のプリントを集め、提出した。
マキザタ
「あぁ、蒔田。いつも助かるよ。ありがとな。」僕はにっこり「いえいえ!手伝いになれてなりよりです!」と笑った。
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