第2話 プレス作業員の一日【パチンコ編】
康太は、16時頃にセガワ会館に到着し4、財布の中の軍資金を確認した。
「3万円か」
康太は、パチンコにするかスロットにするか、迷いながら、ホールの中をうろうろと彷徨う。
朝から1000回転以上回って、当たりなし。そろそろ、初当たり来るかもと、康太の謎の思考が働き、「戦国娘1/319バージョン」というパチンコ台に座った。
一万円をシュパーと投入し、球を打ち出しはじめる。釘の状態などわからぬ康太は、抽選されぬことにイラつきながら、ハンドルを強く握った。
「1,000円で、11回しか回らない。5,000円まで打ってみるかな。」
3,000円、4,500円、5,000円、8,000円、9,000円、1,0000円、結局、使い切るが当たらない。康太は、一万円をシュパーと再度、投入し、打ち始める。特に趣味のない康太にとって、パチンコやスロットで勝つことが趣味と言えた。
6,000円ほど使うと、画面一杯にアニメのキャラクターが踊りだし、当たった。
瞬間、康太は、興奮し、台の前面に付いているボタンを連打していた。
うわごとにごとく「来た来たキター当たりキター」
この当たりで500発ほど稼ぐが、当たりが続かず、稼いだ球もすぐに失ってしまった。
1/319の確率がそうそう当たるかっと捨て台詞を吐き、店を後にした。
短時間で16,000円を失い、仕事の時給換算で、二日分の給与を失ったにも関わらず、明日の投資のために銀行のATMに向かう康太。バカな行為であるが、誰も彼を止めることはない。ATMで2万円を下ろすと、「夕食を買いに行くのは、20時以降にするかな。」と思い、50%offの総菜に狙いを定め、一旦、アパートに康太は、戻った。パチンコで勝つための努力であった。
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