2章 3部「ミコトの新たな日々、そして……」

お引っ越しをしてからひと月くらいが経ちました。


 私はシズク様から変わらず魔法の特訓を受けています。


 魔法の特訓もしながら、以前私たちを救ってくれた精霊の存在についても調査をすることになりました。


 まず、精霊を召喚し使役する魔法を行使してみましたがこれは失敗しました。


 シズクさん曰く、召喚術式の制御ができていないそうで、魔力の制御に加えて、術式の制御という高度な領域についても部分的に教えてもらうようになりました。


 精霊の起こす魔法は《奇跡》と呼ばれています。


 もし、これが使用できるのであれば一般人であった私が召喚されたことにも納得がいくほどの力だそうです。


 一方、周りの人たちは慌ただしく動いていて、カエデさんとアカリさんは一度ここで会ってからはどこかに出かけていて見かけません。


 以前なら魔法の特訓以外の時間は、ユイトさんが釣りなどの余暇に連れ出してくれていましたが、今はよさげな場所がないです。


 自分だけ何もできず暇を持て余している、というのも居心地が悪いの気がしたので簡単な雑務もするようになりました。


 雑務をこなしながら、ふとユイトのことが頭をよぎることもありますが、今は生きていることを信じて待つしかない。と思っています。


 そんな私でしたが、ついにユイトさんと再会することになります。


 しかし最悪の一歩手前の形ではありましたが。

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