第3話花柳花子2
無事短大に合格して母と2人、住む場所を決めたり、生活に必要な物を買ったりして、楽しく始まった東京生活、母はある意味先輩だからね。
でも母のように両親に嘘がばれて、地元連れ戻されたりしない。
条件の良い会社に就職して、東京にしばらく住みたいと思う。
それには勉強しないとね。短期女子大学では英文科に入ったけど、夜は英語のビジネススクールに通うことにした。ビジネススクールでは男子の友人がすぐできたけど、
スクールにいるときだけ、その場限りのつきあい。彼は大手ホテルでアルバイトしてるみたいで将来ホテルマンを目指してるみたい。
夏休みはホテルでアルバイトするとご飯も安くて美味しいし、アルバイト料も良いとの彼のアドバイスで四谷にあるホテルでアルバイトしてた。
ホテルのプールでのアルバイトだけど、大学生の男子が多く、プールに派遣されたホテルの人も皆優しくて、またプールに毎日くる男性もいて、カレー、その他軽食、飲み物を運ぶとき声をかけてくれて、ちょっとしたアイドル気分だった。
色は選べるんだけど皆そろい柄のアロハシャツを着てちょっとお祭り気分だった。
芝生の上でソフトクリームを販売してるところあるんだけど、私が行くとおまけしてくれてたくさん出してくれるのだけど、機械が止まらなくなって、バケツに一杯だしてしまって、笑っていたら、ホテルの人に怒られてしまったこともあったけど、おおむね上手くアルバイトをしてた。社員食堂のご飯もとても安くて美味しかったし、アルバイト料も良かった。 ホテルの近くに大学があって、そこの学生と仲良くなって、ビジネススクールに行く前、土手でデートらしきものをしたりしてたけど、
彼は金持ちの坊ちゃん風で大学4年生にしては少し頼りない感じだしなぁ。
でも、外国語科にいて、有名な大学だから、どこか良い会社に就職できれば、将来有望なのでないのかと思ったりした。
9月の半ばでアルバイトは終わり、秋の気配が深くなってきたころ、彼が車の免許をとったので、海に連れて行ってくるとのこと、港が見えるが丘公園近くでご飯を食べて、三崎の油壷,ヨットが停泊してるマリーナでお茶。彼は高校でヨットクラブにいたみたいで海が好きらしい。 そのあと、小さな浜辺には人影がなく、夕日がきれいだったけど、私は急に逃げ腰なった。ここで悪い癖がでてしまった。
彼は静かに話し始めた。(来年、どこかの会社に就職する予定だったんだけど、親父の会社の資金繰りが悪くなっているようで、俺に社長を変わってほしいみたいなんだけど、、、) オイオイ随分深刻な話になってる? お金を出資する会社がああるんだけど、そこの家のお嬢さんとの見合いの話が出てる?って、それを私に話すの??
(お見合い結婚する気はないので、君が僕の両親にあってくれると、ありがたいんだけど、、、) ややややや、無理、無理。 私はしばらく考えて(一度その人にあってみたら? おとうさんの会社助けたいんでしょ?)と勇気を出して言ってみた。
私には社長夫人はどう考えても、無理だし、まだこれからやりたいこともたくさんあるしね。
彼の会社のことまで責任とれない。 彼の白い水玉のついた、ブルーのシャツが潮風に細かく揺れて、とてもきれいだった。 彼は静かに車にもどり、途中コンビニに酔て暖かいコーヒーを買ってくれたけど、車の中では無言だった。 私も話す言葉が見つからなかった。 家の近くの駅まで送ってもらったけど、部屋についてドット疲れた。はぁ、わたしの恋はどうしてこう上手くいかないんだろう?
高校生の時、つぎからつぎへ、男の子を振ったたたりなのか?
何度目かの恋が今終わった。
鬱陶しい冬が終わり、私は大学2年になった。私はそこで、京子にあった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます