第11話
式崎荒哉は額に手を添えて廊下を歩く。
彼の頭部の痛みは鈍く、血すら流れていた。
光ツ宮聖司を殴ったのは良かったが、他の不良生徒による暴力を受けた。
それにより額を傷つけて血を流したが、怒りのままに返り討ちにしたのだ。
「いってェ……」
不良生徒達には自身が受けた傷よりも倍以上の痛みを与えた。
殆どの不良生徒達が重傷を負う程の怪我を受けたが、式崎荒哉は彼らを無視して保健室へと赴いていた。
「ナイフとか、学生が持ってんじゃねぇよ、くそッ」
舌打ちをしながら式崎荒哉は保健室の扉を開ける。
部屋の中に入ると、養護教諭が居た。
物静かな室内で、その養護教諭は衣服を脱いでいた。
レースの刺繍が施されたヴァイオレットカラーのブラジャーとパンツ姿であり、細めた瞳がゆっくりと式崎荒哉の方を見詰めていた。
「あら……鍵、閉め忘れてたかしら」
そう言いながら、養護教諭である、
(おいおい、額の血ィ、止まんねぇって)
興奮と共にドバドバと額の傷口から血を流す式崎荒哉。
血液が流れる様を見た未知枝教諭は心配した表情をしながら式崎荒哉に近付くと、彼の額に手を添える。
「だいじょうぶ?……凄い怪我、あら、とまんない、どばどば出ちゃってる……」
式崎荒哉の視線は未知枝未來の間近に迫った胸部に釘付けだった。
彼女が動く度に、胸元が揺れ動き、その度に式崎荒哉の興奮が止まらない。
「取り敢えず……応急処置しないと、額にカットバン貼って……これ以上、血が流れない様に首を上にしててね」
「いや、先に服来て下さいよ、何で下着姿なんすかぁ?」
式崎荒哉は疑問に思った事を口にする。
すると、未知枝未來は自らの姿が下着のままである事を思い出した。
「あら……さっき、やかんに水を入れようとして、そしたら誤って転んで、水を被ったの、ちょっと待ってね……」
棚から替えの衣服を取り出す未知枝未來は、式崎荒哉の前で衣服を着替えた。
その着替えを行う姿すら色っぽく艶めかしいと言うのに……よりによって着替えた姿が体操服であった。
「んもう……なんで、ブルマしか置いてないのかしら、今時、ちゃんとしたズボンなのに……下着が見えちゃう」
安産型である未知枝未來の臀部ではブルマの生地面積が少なく見えた。
ずれが生じたブルマはヴァイオレットカラーのパンツがはみ出ていて指先で布地に触れると下着を隠す様にブルマをそっと引き下ろした。
(なんでエロいんだよ、この先生はよ)
式崎荒哉は未だに額から血を流しながら、そう思うのだった。
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