第7話
(相手が敵?俺を殺しに来た奴?……んなもん知るかァ!!)
シャワーを浴びた状態で高速で髪の毛をシャンプーで洗う式崎荒哉。
シャワー室に常備する歯ブラシに歯磨き粉を付着させ歯も即座に磨いていく。
(アルカヌムとか言う摩訶不思議なアイテムが落ちてんだ、こんなハレンチハプニングトラブルが起きても不思議はねえ!!このままアダルトイベントに発展してやるぜッ!!)
一分程で体を洗い終えると、シャワー室から飛び出る式崎荒哉。
「うおおおッ!!一番艦式崎荒哉ァ抜錨ォ!!」
腰元にタオルを巻いた状態で式崎荒哉が部屋へと戻った時。
ベッドの上で眠るアリサ・シルプス・アルビオンの姿があった。
「ん……すぅ、……んん……」
横になって、すやすやと眠る彼女の姿を見た式崎荒哉は、彼女に近付いて頬に触れる。
「お、おい……え、生殺し?」
すっかり、その気であった式崎荒哉は彼女の熟睡する様に愕然としていた。
「……マジかよ、本気で寝てんじゃねぇか」
静かにベッドの隣に座りながら式崎荒哉は大きく溜息を吐く。
「こんな……こんなオチかよっ」
本当は大きく叫びたかった。
しかし、アリサを起こす様な真似は出来なかった。
結果的に、式崎荒哉は気を静め、明日に備えて、渋々眠る準備を始める。
「タオル一枚で寝るなよ……ったくよ」
布団を掛けて、アリサをベッドの上で眠らせる。
式崎荒哉はベッドの下で枕とバスタオル一枚を布団にして横になる。
そして、興奮冷めやらぬ様子で、仕方なくアルカヌムを確認する式崎荒哉。
「……そういや」
『規則』のシステムアプリを起動して内容を確認する式崎荒哉。
その中には、レベル20にまで成長した際の特典を凝視していた。
「レベル20ボーナス……『
内容を確認すれば。
『該当するアルカナに対応した異世界から契約者を召喚し使役する事が可能』と記載されていた。
即ち、召喚獣や使い魔、あるいは式神に該当する生物を召喚して扱う事が出来る、と言う事なのだろう。
「……レベル20か、其処まで到達するのに時間が掛かりそうだけどなぁ」
エネミーモンスターとの戦闘を重ねていき、レベルが上がれば上がる程に倒すべきモンスターの数も増えていく。
これがRPGならば、ただボタンを連打すれば少なくともモンスターを倒せる楽な作業だが。
実際に敵と対峙し、戦闘をするとなれば、当然生身の人間である為に時間と疲弊が重なり続ける。
「はあ、クソ、考えても仕方ねぇ、馬鹿だしな俺……しかし、美少女が隣にいるってのに、ヤれそうな雰囲気だったのに、興奮して眠れる訳ねぇぐぅ」
そうして。
式崎荒哉も就寝する事になったのだった。
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