第4話
「さてと」
自宅へと無事帰還を果たした式崎荒哉はアルカヌムを再度起動する。
そして彼は現在取得しているスキルを確認した。
『
『アルカナスキル』
【
レベル:1
効果:他のアルカナ・オーナーと接触した場合、対象者が所有するアルカナのスキルツリーを自身に解放する。
①他のアルカナ・オーナーと接触し続ける事でスキルツリーの一部を自身に解放する。
②レベル2時に解放。
③レベル3時に解放。
【
レベル:1
効果:死亡時に発動する。このスキルを習得、またはレベルアップした時に更新される。死亡した場合、時間を巻き戻し、ゲームを再開出来る。
①死亡した場合、特定のワードを口にする、または、される事で前回の記憶が甦る。
『履歴』
レベル1ボーナス:アルカナスキル【
レベル2~4ボーナス:スキルポイント+4
レベル5ボーナス:ウェポンスキル【
レベル6~9ボーナス:スキルポイント+4
レベル10ボーナス:アルカナスキル【
レベル11~13ボーナス:スキルポイント+4
式崎荒哉はアルカヌムの画面の確認をしながら考える。
「何時見ても、アルカナスキルの二番目って意味分かんねぇよなぁ」
理屈は分かる。
効果も理解出来る。
だが、特定のワードを口にする、と言うのがまるで分からない。
何を口にすれば、記憶が甦るのか、条件が無ければ発動する事が出来ないのだ。
今、自分はこのスキルを使用して元に戻っているかも知れない。
だが、それを知る方法が無ければ、一週目をプレイしていると同じなのだ。
「まあ、分からないもんは仕方ねぇ、無いものとして考えるとして……」
スキルツリーの確認画面に移行する式崎荒哉。
先程の戦闘によって、スキルツリーの一部が解放されたのだ。
戦車のアルカヌムのスキルツリー構築は基本的に物質具現型の武器系統スキルが多彩となっている。
魔術師のアルカヌムであれば魔法系統のスキル、隠者のアルカヌムであれば隠蔽・暗殺系統のスキルが多くなっている様に成っていた。
スキルツリー
【
・消費ポイント『3』
・効果①心臓をエンジンに変化、身体能力の上昇。
【
・消費ポイント『3』
・効果①機械系統の武器の生成。
【
・消費ポイント『3』
・効果①乗り物に乗る際に操縦補正が入る。
「これが現在、開放されてるスキル一覧か……」
内容を確認する式崎荒哉は悩む。
正直に言えば、彼のスキルはこの戦車のアルカヌム以外は無い。
あるとすれば、ウェポンスキルで手に入れた【道化師の致命刃】くらいなものだ。
このまま、バトルロワイヤルで勝ち進んでいくには、新たなスキルを手にしなければ、勝率が下がる一方である。
「他にも接触出来れば、また違うんだろうが……」
別のアルカナ所有者が居るのならば、それに越した事は無いのだが。
そう思った式崎荒哉はどのスキルを選ぶか、まだ保留にするか、悩みに悩んでいた時だった。
ピンポーン。
インターホンが鳴った。
こんな夜遅くの時間帯に鳴り響く音に驚きを隠せない式崎荒哉。
声を殺して、そのまま居留守をしようと思ったのだが。
(……待て、俺、扉を施錠したか?)
普段、抜けている所がある式崎荒哉。
平和な日常ではこんなボロアパートに足を踏み入れる様な泥棒は居ないと施錠はしない習慣があった為、それが裏目に出た事を後悔している。
(不味い、閉めないと)
来訪者がドアノブを回せば入る事など容易。
静かに、ゆっくりと玄関の方へと向かっていく式崎荒哉に対して。
「やあ、アラヤ、来ちゃった」
白銀の髪を靡かせながら。
顔面を紅潮させて興奮した表情を浮かべる、アリサ・シルプス・アルビオンが扉を開けて中に入って来た。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます