第12話 そして5年の月日が流れた

ラキも12歳になり、刀史郎を含めた超常種達を支持し、種族も人を越えた超越種と進化した。また刀史郎はあらゆる才を伸ばし自らの鍛錬も疎かにせず半神としての領域にまで足を踏みこんだ。


まあ元々のスペックがこの世界において最強に等しいものなのでそれ以上の成長は創造神にすら届きうるともおもうが、刀史郎はあいにくそこまで野心ももってないし、自分の楽しめる事があればいいなと思っている。


そして村も栄えだしている。羅刹の森も開拓され、最初は商人数人を相手どっていたが、ラキ父親達も鍛えたりなんだりしたら思いのほか強くなったので、自警団にもしたり、まあ色々な超技術を開発してみたり、なんとなくでした事が色々な国の技術向上につながったらしく、交流がそれなりにできることになった。


とりあえずこちらの世界の国のルールなどは大して知らないのでアルドレイクに丸投げしている。


元々亡国の将軍なだけあって交渉やらなんやらはうまい。またこの森に住む滅びた国の文官やら兵士やら姫やら王も力を貸しているし。


或る程度刀史郎も知識にはいれてはいるが、基本的には興味があるものしか扱わない、彼を友としている者達もここ数年で彼の性格を理解している。


そして彼は自分の興味を優先しながら多くの武具を産み出し、それぞれにカスタマイズして仲間達専用の武具も渡していた。


「ラキも12か」


刀史郎はふむと頷くと


「たまには街にいくのもいいかなあ」


そう呟くと刀史郎はにこりと笑いラキを見た。



ラキは刀史郎をみながらすこしわくわくしていた。6年前に命を助けてもらい、戦う術を教えてくれた鍛冶士、父親を失う事もなく自分を鍛えあげてくれた。それに刀祖史郎の他の先生達も優しく強い人達だ。



この村も昔に比べて多くの国の選ばれた人達が来るようになった。


「ラキ、そろそろお前も友達をつくりにいくか」


刀史郎はにこやかに笑う。


「ここは年上しかいねえからな、同年代の仲間ってのも必要だろう」


ラキは刀史郎が自分が少しだけ同年代の友達が欲しいと願っているのを気づいていたのにびっくりした。


「まだまだラキは遊びたい気持ちだってあるし、もう少し自由にしていいんだぜ、つうことで俺からのお使い依頼だ、この森から出た辺境の村の村長に手紙を届けてほしい、この森にきてはじめてあったおっさんによ」


刀史郎はにこやかに笑うとラキの頭をなでる


「まあお前ならすぐいけるだろう」



そういうとラキも笑った



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