第10話 もう1年後

また一年が経過し、刀史郎も酒と煙草が解禁できるようになった。まあそれでも地球とは違うものだから未成年でも吸えたんだが、刀史郎はなんとなく20になってから吸うことにした。


村も作ったわけだが、そこにはラキ含む盗賊衆を住まわせ、パワーレベリングもさせて一人一人が一国を相手にしても負けないくらいの化け物達を産み出していた。


村の名前はとりあえず羅刹の森なのでそのままラセツにした。

盗賊の中にも鍛冶の素養がある者達もいたのでそのまま技術を与えてそれなりにしたらオリジナルの技術も産み出して面白いなあともなって刀史郎はそれなりに楽しんでいる。


森の人化できる魔物達も村に出入りしていて通貨の概念や紙幣の流通が発生し、人間と変わらずに買い物ができたりもして驚いた。


文化が少しずつ飛躍していることにわくわくしながら刀史郎は仲間達と語っている。



そして七歳になったラキは



「ミコト先生!!今日はどんなこと教えてくれるの!!」


眼をキラキラさせながら弟子にしたラキを見ながらにこにこと優しく声をかける。


「そうだねえ、今日は禁忌魔法を教えようかね」


「おい、いきなりなにいってんだ」


刀史郎はミコトの頭をはたきながら声をかける


「そりゃ弟子だからねえ、教えるよね?」


「いや教えんのはいいけど、この年の子にその規模は大変じゃない?」


「いやいや、大丈夫だよ、ラキはいい子だから、ちゃんと決まり守って覚えてくれるさ」


「そうです!僕は危ない魔法はつかいません!」



ラキは勇者らしく才能の塊だった、下級を覚えたとおもったらいきなり最上級まで魔法を覚え、刀史郎が提案した師匠になりえる友人達から魔法を習うと全属性あっというまに覚え、それこそ鍛冶や剣術やら戦う術も七歳にしてマスターし、何より純真無垢な子供であるが故に可愛がられるピュアピュアな無邪気な子供勇者として可愛がられているのだ。


そしてこの森には様々な亡国の姫や王やらもいるので礼儀作法も完璧。


「まあ大丈夫か」


刀史郎はとりあえずやりすぎて問題もないだろうと判断してしまう人間なので、普通の人間ならば止めることを止めないのでラキはそのまま健やかに勇者として規格外の決戦兵器に育つであろう。


幸いなのは育ての親であるガジカが小悪党でそれなりに義賊っぽいことをしていたので、倫理観や善悪の判断は幼いながらについていたのがよかったのだろう。


刀史郎を含め羅刹の森の住人はどこかずれている。


ちなみに村のルールは日本のルールに似たものにした。

シンプルにしたほうが皆問題ないようにおもうためが故に。



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