第9話 村

「村を造るんか」


「そうだな、村だな」


眼の前の筋肉質の小さ目なずんぐりむっくりなボサボサ頭のドワーフの男、ガンドはふむと頷く。


この男はドワーフの王国で神の武具をも創りあげた鍛冶士の一人で、この世界で言う所の禁忌級とまで言われる最上位の武具を造れる男で、刀史郎の技術をたまたま見てそのままこの森に居ついた豪傑でもある。


「そんで勇者か」


「勇者だな」


ラキをみてふむと頷く。


刀史郎のログハウスに集まりガジカとラキを含めた盗賊達をみる。


「まあここは治外法権だ、村にしてもよかろ、ある程度は村の仕組みは教えてやれるが、詳しい話は得意な奴に投げたほうがいいだろ、お前も得意な分野ではなかろう」


「まあなー、ゲームではないからな」


「ああ、お前が造った電気機械か、あれはよくできてる」


ガンドはふむと頷くと。


「それで今度はどうする?」


「ああ、とりあえずまずは村作って改革だな」


「ふむ、世界に広げるのか」


「そうだな、とりあえず」


刀史郎の言葉にうなづく



「勇者を匿うならば国にしたほうがはやいな」


「そうだなー、そっちのほうがよさそうだな」


刀史郎は欠伸をする


「お前なら世界を支配もできよう」


「するかよ、面倒くさい」


刀史郎は別に世界が欲しいわけでもなく面白く生きれたらそれでいいと考える男でもある。


そのために村という集落を着手して面白い事をしようと思っているのだ。

何のプランも考えてはいないが、世捨て人の仲間やこの森の魔物達と話していればなんとかはなるだろうとは思っている。


とりあえず転生したし力もあるんなら楽しまないと損だろうと思っているので、なんだかんだこの世界に送ってくれたラーフィリアには感謝しているし、神棚を造り日本式ではあるが祈りもしている。


たまにラーフィリアからもお礼で夢に現れるくらいだ。


与えられた力で慢心せずに自分を鍛えるのは当たり前だと自覚しているので、刀史郎の実力はメキメキあがっており、正直のこの世界での最強の一人になっているので、この世界に封じられている神すらも超える実力はついている。


レベルは最近確認はしていないがずっとあがり続けているので途中で見るのをやめてしまった。


とりあえず自分のアップデートの仕方はそれなりにわかってきたので、次は土地改革をしていく流れにしていこうという魂胆である。



盗賊達も最初は唖然としていたが説明をきいていくうえで自分達の安住の地として使ってもいいとわかり、安堵の表情を浮かべた。


まあ基礎能力を上げるレベリングは必要ではあるが、まあ武具を与えたら大丈夫だろう。


とりあえず勇者のラキは火の勇者であるのでミコトに預ければいいなあと思っているので、とりあえず村の決まり事の草案を考えるとともに、次の事を考える事にした。



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