第8話 赤髪の凶鬼
ゼラフィムは目の前の男を軽く見ていた事に悔いていた。自身の鑑定が効かず能力もわからない、そして会話をせず撤退し主君に連絡をとるべきだった。
「勇者ねえー、まあ魔王的には滅ぼすか手駒にしたいわな」
蘇生された盗賊達に回復魔術をかけながら普通に話す。
目の前のゼラフィムは警戒をマックスにしながら応対をする。
「我が主君リーンフィリア様は慈愛に満ちたお方、勇者といえど幼き子を殺したりはせぬ」
「そして隷属しながらなんかするの?いやだねえ、それで育てている盗賊達を殺して?」
「不確定分子は消去するに限る」
「それは魔王が?」
「いや私の一存だ」
赤髪の男、刀史郎と名乗った男はふーんとうなづくと
「じゃああんたもボロボロになればいいんか」
そういうとにっこりと笑った。
「なんて力だ」
刀史郎は加減をしているとはわかるものの、現存する全ての属性を操り、今世では未発見と思われる属性も操って見せた。
恐らくこの男も羅刹の森の住人だろう。殺す気はないようだが、それでも私は応対するべきではなかったと今思う。
「殺しはしないから、安心しろ、まあ女魔王にはいっといてくれや、部下の手綱はちゃんとしめとけってな、俺は子供を甚振る奴が嫌いでね」
「きちんとつたえよう・・・」
そういうと同時にゼラフィムは姿を消した。
「刀史郎の旦那!!ありがとうございます!!」
ラキの父であるガジカが頭をさげながら蘇生された盗賊達と共に頭をさげる。
「別にー、それより息子君は怪我ない」
「は、はい!大丈夫です!」
「6歳くらいか、しっかりしてんな」
刀史郎はふむと頷きながらこっそりと鑑定する
ステータス
レベル1
ラキ
職業勇者
HP100
MP999
スキル
創造魔法レベル1
全魔法レベル1
全属性適正
全武技適正
鑑定
経験値10倍
火魔法ブースト
加護
火神の加護
慈愛の神の加護
称号
火の勇者
慈愛の勇者
「(火属性と慈愛だから聖属性の勇者か?結構ソロ向きじゃねえか)」
刀史郎はふむと頷くと、異世界人を育成するというのも面白いなあと思いながらラキの父親達を見ながら頷く
「とりあえず村でもつくるか!」
刀史郎はいきあたりばったりで決める癖がある。
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