第4話 戦いと揺れ動く恋模様

宿の部屋は男女に分かれる為に二部屋とってある


こちらは女子部屋の様子


「ねぇ…ダニエルはガルムの事が好きなのね?」


「そうだけど悪い?もしかしてアレックスも?」


「違うわよ〜私はハミルトンの方が好みだもの…」


「それならお互いに協力しようよ…どっちが先に相手を落とすか競争だよ♪」


「そんなに上手くいくかなぁ…ダニエルは押しが強いから大丈夫だろうけどオレはそう言うの苦手だからなぁ」


「あらウブなのね〜」


「か…揶揄うな!」


一方男子部屋では


「しかし風呂では焦ったなぁ…まさか中で繋がってるとは思わなかったから」


「そうだな…アレックスの裸が目に焼き付いて忘れられん」


「俺はダニエルの裸がやらしくて忘れられないけど…」


「ガルムはダニエルの事が気になるのか?」


「そうだな…ハミルトンはアレックスの方なのか?」


「女だと思ってなかったから油断してた…まさかあんなに綺麗な裸体見せられたら…」


「ほう…お前はスレンダーな方が好みなのか…俺と被らなくて良かった…」


「ガルムはダニエルの方が良いのか?」


「ああ…あの豊満な胸に顔を埋めてみたいと思う…そう言うお前はどうなんだよ?」


「俺はアレックスの身体を抱きしめてみたい…そしてあの肌を撫でてみたいかなぁ」


「想像したら鼻血が出そうになった」


「俺はムスコが元気になったよ」


男子の方はいやらしい想像を膨らませているようだ


翌朝…


「おはよう…剣の訓練を朝からするなんて二人とも感心ね!」


「おはよう…二人ともよく眠れたか?」


「勿論!温泉が良かったのね〜」


「運動したら腹が減って来たな〜朝食食べに行こうぜ」


まさか煩悩を払う為に二人で訓練していたとは言えないガルムとハミルトンであった


朝食を終えると旅支度を整えて次の町を目指して旅立った


「鍛治師の居ると言う町まではまだ三ヶ所の町を経由しないと辿り着けない…」


地図を見ながら経路を話し合った


「雪山を越えないと行けないのか…かなりの悪路だな…迂回も出来そうに無いし」


「防寒具を雪山に入る前に手に入れないとな」


「情報も欲しいから酒場にも行こう」


次の町を目指して進んでいくと遠目に小屋らしきものが見えた


「今夜はあそこで休むしか無さそうだな」


「そうだな…魔物の肉もあるし焚き火が出来れば良いんだが」


「それよりも人がいたら泊めてもらえるか交渉するのが先だろ?」


小屋に到着すると人の気配は無いようだ


恐る恐る中に入ると思いの外広い空間に斧や猟銃が置いてあり綺麗に整理されていた


「どうやら猟師の使ってる小屋のようだな…」


「ここにあるものは触れないようにして借りようか?」


「賛成…暖炉は使えそうだから火を起こしてくれ」


「寝るのに毛布くらいは借りても良いよね?」


「良いんじゃ無いか?でも二組しか無いから男女に分かれて使おう」


こうして猟師の小屋で一晩過ごす事になったガルム達はドラム缶風呂も見つけた


「お風呂は外なんだね…」


「結界張って魔物が来れないようにしましょう」


「いつの間に結界なんて張れるようになったんだ?」


「ついさっきレベルが上がって使えるようになったのよ」


「順番に使うか…風呂を沸かすから準備してくれ」


お風呂の順番を待つ間に食事の用意をするガルムとハミルトン


女子は二人でドラム缶風呂に入ったらしく思っていたよりも早く上がって来た


「次の人どうぞ〜」


「早かったな」


「ドラム缶が大きかったから二人で入れたからだよ」


「そうか…ガルムが先に入ってくれ」


「わかった…」


「ん〜なんか風呂が良い匂いするなぁ…女性が入った後だからなのか?」


良い気持ちになったガルムは小屋で用意された食事に舌鼓を打った


「ハミルトンはアレックスと良い感じになってたわよ〜」


「そうなのか?」


「ちょっぴり羨ましかったかも〜」


ガルムは何故かふらついて転びそうになった


それを咄嗟にダニエルが受け止めたのだが…


「んん?なんだか柔らかい感触が顔に当たって…」


「きゃーっ!ガルムのエッチ!」


ガルムはダニエルの胸に顔をうずめる格好になり彼女のビンタを受ける羽目になるのだった


「ワザとじゃ無いのに…」


ガルムは痛む頬を撫でながら不機嫌そうな素振りを見せた


ただ内心はダニエルの胸の感触を堪能出来て嬉しかった


ただそれからしばらくはガルムとダニエルはよそよそしくなるのだった

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