第3話 アレックスの実力と…

次の町へ向かっていると魔物の群れに遭遇した


「ここはアレックスの実力を見せてもらおうか?」


「良いよ〜これくらいならオレ一人でやれるからみんなは危ないから離れといて」


魔物がアレックスに襲いかかって来た


アレックスはそれを素早く躱すと魔法を放った


「無詠唱だと?!」


轟音と共に爆発が起こり一瞬で魔物が消し炭と化した


アレックスは消し炭と化した魔物から金貨と宝石を拾い集めていた


「なかなかの稼ぎになったね〜」


そう言って笑顔を見せた


ガルム達はアレックスを下手に怒らせない方が良いみたいだと思うのだった


順調に進んで町へ到着した


「この町は火山が近くにあるから温泉が名物らしいな…ダニエルはそろそろ風呂に入りたかった頃だろ?」


「そうね…丁度良かったからさっそく入って親睦を深めましょう!」


そう言うと女湯の入り口に向かうダニエルとアレックスだった


「え?なんでアレックスまで女湯の入り口に行くんだ?」


「まさかアイツ…嘘だろ?」


男湯の脱衣所で服を脱いで風呂場に来たガルム達は驚いた


何故なら中で繋がっていて混浴になっていたからだ


身体を洗っているとダニエルとアレックスが風呂場に入って来たようだ


ガルムとハミルトンの目に飛び込んで来たのは豊満な身体のダニエルとスレンダーな身体のアレックスの裸体だった


「あ…先に来てたのね…あんまりジロジロ見ないでよエッチ〜!」


湯船に浸かりながらガルムとハミルトンはなかなか治らないムスコに湯船から出られないのだった


「アレックスが女だったとは…得したような損したような…」


そんな事を呟いていた


「あ〜やっと出て来た!早く酒場に行きましょう♪」


のぼせる寸前でやっと上がれたガルムとハミルトンはダニエルとアレックスに連れられて酒場に来ていた


「あの宝石高値で売れたからこの店の名物注文しようよ〜」


「ここの名物とは?」


「ヒトカゲの丸焼きとカザンポークのグリルだって〜サラダとドリンクも付いてるみたいだよ♪」


四人はどちらも注文してシェアして食べるようだ


「うーん!カザンポークってジューシーで美味しい♪」


「ヒトカゲは脂は乗ってないけど肉肉しくってスパイシーな味付けが食欲をそそるな!」


「このサラダも新鮮でドレッシングが美味いな」


「このドリンクは赤と茶色のコントラストが綺麗…マグマと地層を模したものなんだって」


食事を堪能した四人は今後の事を話し合った


「魔剣の真の力を取り戻す為に鍛治師の所に向かう事で良いか?」


「それが一番だろうね〜面倒くさいけど魔王を倒す為には真の力を取り戻さないといけないんでしょ?」


「ああ…噂だと聖剣を持った勇者達の方は鍛治師の所に辿り着いたらしいよ」


「そうか…俺達も急がないとな」


「ねぇ…ずっと疑問に思っていたんだけどなんで魔剣と聖剣がワンセットになってるの?片方だけでも良さそうなものなのに」


「そろそろ聞かれると思っていたよ…」


「勿体ぶらずに教えてよ」



聖剣と魔剣は神が邪悪な心を持った者を倒す為に作り出したものでそれぞれ役割がある


聖剣は敵の肉体を滅ぼす力がある一方、魔剣は敵の魂を滅ぼす力があるのだ


聖剣だけだと別の肉体を求めて復活してしまう恐れがあるので魂を滅ぼす魔剣も作られたそうだ


そして重要なのが肉体と魂を同時に攻撃しないといけないと言う事だ


それを代々守っていたのがガルムの一族で神託により聖剣と魔剣の使い手が決められるのだ


「なるほどね…聖剣の使い手は屈強な男だと聞いたけど間違いない?」


「いや…それは敵を欺く為の嘘だよ…」


「なんでそんな事を?」


「本来の聖剣の使い手は身体の弱い俺の妹なんだ…一撃で倒せないと妹の命が危ないからだ」


「なるほど…ガルムに引きつけといて騙し討ちみたいにしないと倒せないからなのね?」


「ああ…だからこの話は秘密にしてあったんだ…仲間であるお前達に今まで話さなかったのは信頼できる者か試していたからだな」

 

「話してくれたって事は信頼出来るって思ってくれたんだね!」


「そうだ…俺はルシアを守る必要がある…次の世代へ引き継ぐ為にも」


「と言う事は子孫を残すのも使命なのね?」


「身体の弱いルシアは子供を産むのにも命懸けだろうからな…状況を伝えられるように通信機を互いに使っている」


「仲良いのね…ちょっと嫉妬しちゃうわ」


ダニエルがそう呟いた


それを聞き逃さなかったのはアレックスだった


そしてダニエルの方を見るとニヤニヤ笑うのだった

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