概要
――ねえ。――ぼくも、かぞえて。
木造アパートの一階に住む淳は、長年、二階から響く異常な足音と騒音に悩まされてきた。かつて二階に住んでいた若い夫婦と四歳の娘は、近隣の苦情を無視し、夜中でも子どもを走り回らせ、室内では焼肉の調理による異臭が漂っていた。さらに、淳はその夫婦が四歳の娘のほかに、乳児を連れている姿を目撃していたが、家族は「子どもは一人だけ」と強く否定する。
やがて一家は引っ越していくが、空室となった二階からは、大人が歩き回るような足音が消えない。夜には、アパートの玄関前に老婆の影が潜み、淳は眠るたびに“上から数えられる”感覚に苛まれていく。
相談を受けた霊能力者・間宮響子は、二階の音の正体が、存在しなかったことにされた“家族の続き”であると突き止める。それは祓われる怪異ではなく、誰かが次の「二階の音」にな
やがて一家は引っ越していくが、空室となった二階からは、大人が歩き回るような足音が消えない。夜には、アパートの玄関前に老婆の影が潜み、淳は眠るたびに“上から数えられる”感覚に苛まれていく。
相談を受けた霊能力者・間宮響子は、二階の音の正体が、存在しなかったことにされた“家族の続き”であると突き止める。それは祓われる怪異ではなく、誰かが次の「二階の音」にな
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