後家様編 補遺
さて、一乗谷の風景についてですが、だいたいは嘘を吐くことなく発掘調査や史料通りに配置したつもりです。但し「冨田道場」の周辺については可成り架空の設定を交えました。其れは中条流系の伝承を成り立たせることを優先した為で、この点については現実の一乗谷を見なかったことにして嘘を沢山吐きました。
其れに伴い「富田と冨田」といった設定も口から出任せで作った架空の設定で、要は富田長繁を作中に出したかったから吐いた嘘ですが、其れなりに史料を調べて「冨田流とは縁がないらしい」くらいまでの考証を行いました。果してそれが合っているやら間違っているやら。
またこの作品には彼の有名な盲目の剣豪「富田勢源」を登場させましたが、敢て「冨田盛源」と字を変えています。これは中条流の研究をなさっている山嵜正美先生の御本や論文を読んで其れに添わせたのですけれども、敢て「冨田盛源」を今に伝わる「富田勢源」と別人にする意図もあります。故に一乗谷西新町にある「盛源寺」も「盛全寺」に改めました。
冨田家の中で特に改変が目立つのは九郞左衛門郷家と与吉郎長家でしょう。九郞左衛門郷家は系図に現れる人物で、無器用にて道統を弟に譲ったという話はそのまま採用しましたが、医者を志したとか、器量の押し掛け女房がいたとか、そういう話はありません。完全な嘘です。また与吉郎長家は系図にある与三左衛門源長という人をモチーフにしていますが、滅茶苦茶に設定を変更していて原型が残っていません。剰りにも酷い設定にしたので、御縁の方には申し訳なく、後々に回収するつもりではいます。出来るだけ良いように回収します。
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