第5話まさかの彼女

[アリサ、君は・・・僕の研究の共同研究者だ!そして、ノヴァ・エフェクトの最初の発症者・・・]

彼女は、自分の記憶が消える前に、その最後の時間を使って、この[エターナル・シーズン]の装置理論設計を完成させていたのだ。

そして、[永遠の季節]とは、単なるデータ保存ではなく、人類が何かを成し遂げようとした熱意を、時の流れに固定する事だと彼女は伝えたかったのだ。

彼女は、カイに絶望を与える記憶ではなく、彼を突き動かした[熱意]をアンカーにすることを望んだでいた。

カイはその[熱意]を最後の力で 装置に注ぎこんた。

[これが、僕達のエターナル・シーズンだ]

クリスタルの装置が、それまでとは比べ物にならない光を放ち始めた。

光りは研究所を突き破り、外界へ広がる

それは人類の記憶の断片を抱き締めた時間の停止

そして、カイの視界もまた

完全に白くなった。

数年後


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る