第12話 突然の別れ

12/5の朝病院から酸素の吸入量が増えて血圧が下がっています。会わせたい家族がいるのであれば連絡して会わせてあげてくださいと連絡が入り私は頭が真っ白になりましたが急いで家族全員に電話をして急いで病院へ向かいました。

個室に移された母の姿は一昨日までの母とは全く別人の様で喋ることもままならず

呼吸も苦しそうに虚ろな目をしていました。泣いてはいけないと思いながらも涙を止める事は出来ませんでした。

それから数分後に次女家族が病室に到着し母のそばに居てくれていましたが祖母も会わせてあげた方がいいと祖母を迎えに行ってくれました。

そして母の手を握り「聞こえる~?聞こえるなら手を握って~」と伝えると母は強い力で手を握ってくれました。その行動に少し安心しながらも声をかけ続けていると

外勤だった担当の先生が来てくれとても危ない状況であると教えてもらいました。

私は母は最期は家で過ごしたいと言っていた為先生にお願いすると

「血圧が下がっている為家に着く前に亡くなる可能性もありますが良いですか?

対応してみますがもしかすると月曜日とかになるかもしれません」と言われ私は了承をしました。

先生の話の後に私は病室に戻り母へ「おかん、月曜日にお家に帰ろう!!」と伝えると

母は虚ろな目で私を見つめながら2回も頷いてくれました。

そこへ祖母が来て母を見ながら「ちはる、頑張るんよ。しっかりするんよ」と伝える姿に胸が痛くなりました。

その後、長女が到着し状況を説明し家に帰すために動くことを家族間で決めていました。

その数時間後、どんどん呼吸量と血圧が下がっていき看護師さんから「死に向かって行っているから家族で声をかけて逝かない様にしてあげてください」と言われ皆で大きい声で話かけて15分くらいでしょうか、次女の子供が「数値が0になった⁉」と言われ私たち三姉妹は驚きながらも必死に声掛けを続けました。

そこに先生が現れ「ご臨終ですね」と先生から母はがんに殺された事を告げられました。

ある者は悲しみに暮れある者はがんへの怒りで泣き病室は一瞬で涙で濡れました。

その後にエンゼルケアの為に数人の女性が来て私たちは待合室で待つことになり待っていると婦人科で担当していた看護師さんが来て一緒に泣いてくれ一緒に病院から見送りしたいと言って頂き見送りをしてもらいました。

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