第2話 人生とはいつも混沌の中にいる

うーん...

気持ち悪い目覚めだ。

ここはどこだ?

周囲を見渡す。

どうやらいま私は宿屋らしきところにいるようだ。

性別は変わっていない。服もちゃんと着ている。

恐らく遭難している人のように思われたんだろう。


誰かが入ってくる。

女性だ。

JKぐらいの背の高さをしている。

"Ra hi u ois nea?"

"Hi u mu xule"

?とした顔する。

わからない...言語が わからない。

適当に英語を話してみる。

"I'm okey. 私は大丈夫です。Did you help me?"あなたが私を助けてくれたのですか?

相手はきょとんとした顔をした。

まさか言語が通じないなんて...

盲点だった。

どの異世界転生物の作品を見ても日本語が通じていた。

そのはずだった。


どうやらハンドサインは伝わるようだった。

相手もどうやら自分がこの言語を理解していないことを

わかってくれたらしい。

しかしわかったことがある。

自分がいるのは普通の家で

彼女はシュリェ。

仕事などは聞けなかった。

ハンドサインでは限界があるのだろう。


"Hi u saks kapsmil"

シュリェは私に腕輪をくれた。

恐らくカプスミルというものだろう。

宝石が入っている。

どうして持っていないの!?といった手振りで、

この世界の必需品だと分かった。


シュリェとともに街に出た。

見慣れない文字があるんだろうと思いながら歩く。

もちろん字は読めなかった。

"Hi~は u saks bepia"

パンを指さしてシュリェが言った。

これはパンといっているのだろうか。

そういえばさっきと違って頭にRaというものが付かなかった。

"Ra hi~は u saks bipiaパン??"

—moi u saks.

もしかしたらRaは~ですか?という意味を持つのか。

moi と言われた

yes的なニュアンスかもしれない

何を言っているかはわからないが、

言語については少しわかった。

同じ国語の先生とさんざん言語学の話をしていてよかったと思う。

...うざかったけど

hiというのが英語でいうbe動詞だということ。

そしてu oisがあなた、

   u saksがこれ,

   u muが私を意味するようだ。

ここでの詳しい説明は省かせていただく。

さっきの文を思い出す。


"Ra hi u ois nea?"あなたは~~~?


私について聞いているようだった。

neaの意味が分からないがなんとなくこたえられる。

——moi

そして私は言った


"Hi u mu mana"私はマナ(茉那) と


...私は神に思う。

スパイスを入れすぎだ。

キャロライナ・リーパーでも入れたのか。



 

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