羽化
「準備はできました。」
そう報告する、柳駄作。
幹部会議から十日後。
「そうか。
ありがとう。
もう下がっていいよ。」
と言う森倫太郎。
sauda-ziの本部。
その最上階である、首領室。
そこに
首領・森倫太郎
幹部・尾崎伊織
幹部・白雨凛
幹部・天月黒
??・アリス
が集結した。
テーブルを囲み座り、話し合う。
「皆。
今日、私達は奇襲をかける。
それは、分かっているね?」
そう言い、返す森倫太郎。
「あぁ。
分かっておる。
それよりもじゃ。」
そう言い、天井を眺める尾崎伊織。
「そうだな。
姐さん。」
そして、足をテーブルの上に乗せる白雨凛
「全部見えてるよ。」
と言い、天井に向かって指を鳴らす天月黒。
その瞬間
天井からテーブル上にドサッと落ちる、男。
「なんでだ?」
と戸惑う男に、
「何処の者かい?
正直に言えば、分かるよね?」
と静かに諭す、森倫太郎。
「俺は、口が裂けても言わねーぜ」
と言い、懐から銃を取り出し、
森倫太郎に向けて引き金を引いた。
「え?」
その言葉と共に、
男の首から吹き出た血飛沫と、
男の首に掠れた弾が窓に着弾した。
すると一斉に笑い出す、五人。
戸惑っている、男に、
「じゃぁ、
次は口を裂いて貰おうか。
本当に言わないのか。」
と言いながら、アリスの持ってきた
ペーパーナイフを口に突っ込み、
「それじゃぁ、
何cmまで耐えれるかな?」
と言い口を裂き始める。
それを、横目に
「多分、鬼釈迦だろ。
相手にバレたと思って良さそうだな。」
そういい考えこむ、白雨凛。
「妾の能力で、天井から突破するかえ?」
そう聞く、尾崎伊織。
「いや。
私の能力でいこう。」
と、前髪の隙間から、
二人を見つめる、天月黒。
「やってみろ。
ミスっても俺がカバーしてやる。」
と言う、凛に、パッと目を明るくして、
「ありがとう」
と、少し照れ気味で返事する黒。
鬼釈迦邸にて。
鬼釈迦の関係者が祭壇に集い、
酒を浴び、
酒に呑まれ、
女を喰う時。
ひっそりと、
着々と、
翅を伸ばしていた。
「天月さん。
準備は完了致しました。」
そう報告しに来た、柳駄作。
その報告を聞いた天月黒は、
「そう。
ありがとう。」
と言った。
そして、ジャケットを羽織り直し、
「異能力―――人間異色」
と、
静かに、
響き渡るように。
その瞬間、
鬼釈迦関係者のみ動きが止まった。
「今だ」
と、冷静に言う天月黒。
それに合わせ、
第一構成部隊幹部 表門
第二構成部隊幹部 裏門
第三構成部隊幹部 燕亭
他幹部二名 祭壇
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